阿智村でドライフルーツの加工などを行う「南信州菓子工房」（阿智村春日）が7月29日、洋菓子とパンの店「wafuru（わふる）南信州菓子工房　阿智駒場店」（TEL 0265-48-8990）をオープンした。

長野県産の小麦のみを使うパン

　南信州菓子工房は、阿智村でドライフルーツを加工・製造・販売する「農産加工の総合商社」。独自ブランド「wafuru南信州菓子工房」は、帝国ホテルプラザ（東京都千代田区）に店を構える。店名は、和みや穏やかさ、日本古来の「和」、人と人とのつながりや輪切りフルーツの「輪」と、フルーツやふるさとの「ふる」を合わせた。阿智駒場店が2店舗目。

　同店はドライフルーツを使った焼き菓子やパン、フルーツを使ったケーキなどの商品を扱い、同社のドライフルーツや昔ながらの手作りあめも販売する。ドライフルーツの新しい食べ方を提案する「開発ラボ」も兼ねるという。

　パンは長野県産の小麦のみを使い、地元産の卵や市田酪農の低温殺菌牛乳のほか、クリームチーズや野菜など地元の素材を使う。同社のドライフルーツをパンに合わせ、味・柔らかさにアレンジを加えた。木下祐亮社長は「お客さまに安心して口にしていただけるよう、原料にこだわった。地域に愛される店にしたい」と話す。

　焼き菓子は5個・10個・15個で詰め合わせにも応じる。誕生日用のホールケーキは予約制。営業時間は10時～18時30分。水曜定休。