飯田市美術博物館(飯田市追手町)で9月23日、「伊那民俗研究集会」が開かれる。今年で9回目。
今回のテーマは「子どもの民俗」で、民俗学的な視点から「かつて地域はどのように子どもを育ててきたのか」をひもとき、現代に生かせる知恵や次世代へつなぐべき文化について、民俗研究者6人がそれぞれのテーマで講演する。
当日は4部構成で、第1部は飯田市上久堅の「上久堅のコト八日行事」の映像上映や国学院大学兼任講師の櫻井弘人さんが「三遠南信の民俗芸能・行事と子ども」について、伊那民俗学研究員の今井啓さんが「子どもの遊びと労働」について、それぞれ調査・研究内容を発表する。
第2部は、国学院大学教授の服部比呂美さんによる記念講演のほか、同大名誉教授の小川直之さんも登壇。第3部では、大鹿歌舞伎太夫の北村尚幸さん、飯田市美術博物館学芸員の近藤大知さんが「学校」における伝承教育や関わりについて報告。第4部はディスカッションを行う。
近藤さんは「南信州地域は伝統芸能が豊富。子どもたちの関わりや今との比較、暮らしの変化や今後のあり方など考えるきっかけにしてほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時30分〜16時40分。入場無料。