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和傘の産地・喬木村阿島で「和傘の雨音 資料展」 昭和期の和傘200本展示

絹や紙が生地に使われ、絵柄は手描きもある

絹や紙が生地に使われ、絵柄は手描きもある

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 全国の和傘産地で集めた和傘の資料展「和傘の雨音」が現在、喬木村阿島「椋鳩十記念図書館」(喬木村阿島、TEL 0265-33-4569)で開催されている。

和傘の産地・喬木村阿島で「和傘の雨音 資料展」 昭和期の和傘200本展示

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 昨年5月から同村の地域おこし協力隊として活動している小林旅人さんが企画した。全国の古道具店などを巡り、大正・昭和期に岩手~鹿児島で生産された和傘700本以上を十数年間で集めた。今回の展示では、雨傘・日傘、傘にまつわる玩具や本など200点以上が並ぶ。傘にはそれぞれキャプションを添え、名称・製作年・産地・骨数・寸法なども紹介している。

 小林さんは十数年前に「工房 和傘屋」を始め、和傘製作や修理を請け負っている。「傘屋を始めたからには、全てを学べるように和傘を集めている。今は和傘の産地が減っているが、子どもたちに伝統を知ってほしい」と話す。

 同村阿島には、江戸時代に和傘作りが伝わったとされる。和傘作りに必要なさまざまな材料がそろう土地で、地場産業として広まった。会場では、阿島傘製作の実演などがあり、阿島傘製作の工程を見ることができる。「全国で和傘の資料館は数が少なく、『阿島傘資料館』は和傘について学べる。ポタポタと響く雨音は和傘の魅力の一つ。和傘の美しさ、伝統を阿島から伝えていく」と意気込む。

 開館時間は10時~18時。月曜休館。観覧無料。5月17日まで。

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