川本喜八郎人形美術館(飯田市本町、TEL=0265-23‐3594)で8月23日、川本喜八郎の命日に合わせて「平曲(平家琵琶)演奏会」が開かれる。主催は川本プロダクション(東京都西東京市)。
当日は、正調平家琵琶弾き語り奏者の荒尾努さんが演奏を披露する。荒尾さんは、慶応義塾大学在学中、故金田一春彦や、日本琵琶楽協会理事長など務める須田誠舟さんに平曲を学び指導を受けたという。現在は会社勤めする傍ら平家一門の魅力を伝えるため、平家ゆかりの厳島神社(広島県廿日市市)での奉納演奏などを継続。演奏会中は同館所蔵の平家物語の人形も数体、ステージに展示する予定。
川本喜八郎は東京都渋谷区出身。人形美術家、人形アニメーション作家として活躍。NHKテレビ人形劇「三国志」や「人形歴史スペクタル 平家物語」などの人形を手がけた。川本さんが飯田を訪れたのは、中国との合作の舞台人形劇「三国志」で人形制作に携わったのがきっかけ。人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスティバル」の前身、人形劇カーニバルに参加。2007(平成19)年開館の同館では初代館長を務め、2010(平成22)年8月23日、肺炎のため85歳で亡くなった。
いいだ人形劇センターの後藤渉さんは「遺作となった『死者の書』の上演や演奏会後に、琵琶に触れる体験も予定している。平家琵琶の音色と併せ人形展示も見てほしい」と来場を呼びかける。
18時45分開場、19時開演。チケット料金は2,500円。定員40人。鑑賞するには同館で直接チケット購入するか電話での事前予約が必要。