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天龍峡にキッチンカー 地元食材で作る「飯田丼」「天龍スタ丼」など提供

看板メニューは「飯田丼」と「天龍スタ丼」

看板メニューは「飯田丼」と「天龍スタ丼」

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 飯田・天龍峡でキッチンカー「Brother hood(ブラザーフッド)」が営業を始めて3カ月がたった。

天龍峡にキッチンカー 地元食材で作る「飯田丼」「天龍スタ丼」など提供

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 キッチンカーの店主は、ワインバー「VIN RANPUYA(バン・ランプヤ)」(飯田市中央通り)の店主兼ソムリエの井上竜さん。同店でもパスタやマトンソテーなどを調理する井上さんが、コロナ禍で店外での食事も楽しめるようにと始めた。

 バン・ランプヤの客とのつながりから、地元の野菜を多く扱う「あざれあ農産物直売所」(龍江)を拠点としている。味の濃いマトンを特製ダレで仕上げた「飯田丼」(850円)と、同市山本産のSPF豚の甘みを生かした「天龍スタ丼」(800円)が看板メニュー。井上さんは「地元の食材を使うことをコンセプトに、一つの丼で満足してもらえるように作っている。今まで知り合った皆さんに、たくさん助けられている」と笑顔で話す。

 女性客からの「軽く食べたい」という要望を踏まえ、ホットサンドのメニューも増やした。新しいメニューはSPF豚のローストをクルミみそとマスタードで仕上げたものと、ベーコン・ホウレン草・タマネギ・ニンジンのキッシュ風の2種類で、パンで挟んで柔らかく焼き上げる。「飯田の醸造所の調味料や飯田で収穫された野菜を積極的に使っている。地元同士の食材なので味が良く合う」

 飯田出身の井上さんだが、これまで天龍峡を訪れる機会があまりなかったという。「キッチンカーを始めて、天龍峡の雰囲気が分かってきた。鳥のさえずりが聞こえ、緑がきれい。ウオーキングや川下りなどのスポーツも楽しめる。県外の人が車や電車で訪れているが、飯田の人にも多く立ち寄ってもらえる場所になるよう、料理で呼びかけていきたい」と意気込みを見せる。

 現在は、あざれあ農産物直売所の駐車場内で11時~15時に営業している。金曜定休。

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