地震を想定した訓練放送やキッチンカーによる炊き出し訓練、防災講演会を行う「防災フェス!」が8月30日、飯田商工会館(飯田市常盤町)などで開かれる。主催は飯田市コミュニティー防災教育推進協議会。
同企画は内閣府の「令和8年度コミュニティー防災教育推進事業」に採択された。当日は8時~11時、飯田エフエムのスタジオと飯田市災害対策本部を結び、「飯田市地震防災訓練」の訓練放送を実施。地震発生から停電時の対応、情報トリアージ、市内各地からの中継、AIアナウンサーによる放送など、大規模地震を想定した内容を放送する。FM76.3MHzのほか、アプリ「FM++(エフエムプラプラ)」でも聴くことができる。
11時~13時30分には飯田商工会館の駐車場で、「長野キッチンカーネットワーク」が初めて炊き出し訓練を行う。同ネットワークは近隣県で大規模災害が発生した際、要請に応じてキッチンカーを派遣し、炊き出しを行うことを想定している。当日は「からあげビリー」「リエルグ」「妃の鮎(ひのあゆ)」「カーフクレープカフェ」などが参加し、250食を無料で提供する。自衛隊長野地方協力本部飯田出張所の活動紹介ブースも設ける。
13時30分~16時には同館1階商店街交流ホールで防災講演会を開く。第1部では飯田市危機管理部長の後藤武志さんが「あなたの地区は本当に大丈夫です?」と題し、同市の防災アセスメント結果を基に、地域の災害リスクや備えについて話す。
第2部では「中越地震・中越沖地震に学ぶ大規模災害時の情報の入手、CFMの役割」をテーマにパネルディスカッションを行う。被災地で情報発信に携わったコミュニティーFM関係者らを招き、当時の状況や教訓を紹介する。
当日のコーディネーターを務め、同イベントを企画した飯田エフエム放送の堀竜也さんは「この地域の防災意識はまだ低いと感じる。発生が懸念される南海トラフ地震や、確率は低いが伊那谷断層帯による直下型地震のリスクもある。備えることは特別なことではなく、日々の生活の中に取り入れていくことが重要。少しでも防災意識の向上につなげられたら」と話す。
講演会の定員は100人。定員になり次第締め切る。参加申し込みは専用のフォームで受け付ける。