「カフェ春風」（高森町吉田、TEL 0265-54-3262）が6月2日、国道153号沿いにオープンした。

アイスコーヒー

　高森町のタルト専門店「小恋路」を経営する中平和彦さんが「広々した空間で、ゆっくりしてもらえるように」との思いで、食事もできる「春風」を開いた。店舗面積は200平方メートル。4種類のパスタメニューを用意し、「南信州牛100％のミートソース」は、同市鼎のイタリア料理店「TRATTORIA BELLASONIA（ベッラソニア）」のオーナーシェフ城戸志門さん監修のレシピで提供する。その他のメニューは、「サーモンときのこ」「ジェノベーゼ」「なすとベーコンのトマトソース」。

　コーヒーは、伊那市に本店を構え飯田市内にも店がある「自家焙煎（ばいせん）コーデコーヒービーンズ」のコーヒー豆を使い、ブレンドやカフェラテなど数種類を用意する。紅茶やデザートは高森町の店から食材などを仕入れ提供する。中平さんは「地元の人と関わりを持って、『春風』をやっていきたい。食事とカフェと用意するので、さまざまな時間に立ち寄っていいただけたら」と話す。

　当初はデニッシュ生地を使ったデザートに特化した店を予定していたため、厨房も大きく変更し、調理器具もそろえた。中平さんは「デニッシュの開発がオープンまでに間に合わなかった。『商品開発なども一緒に考えたい』という方と新しいメニューを考えていきたい」と意気込みを見せる。

　営業時間は9時～16時30分。不定休。