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飯田出身の小沢あきこさん、歌手デビュー30周年記念で新譜「風恋し」発売

作詞の北沢彰利さん(左)と小沢あきこさん

作詞の北沢彰利さん(左)と小沢あきこさん

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 飯田市出身の演歌歌手、小沢あきこさんが4月21日で、歌手デビュー30周年を迎えた。4月26日には30周年記念曲「風恋し」を発売した。

30周年記念曲「風恋し」を発売した小沢あきこさん

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 小沢さんは同市千代出身。1991(平成3)年に大手レコード会社の新人歌手オーディションに出場、約4000人の中から最優秀賞を受賞。中学卒業後15歳で上京した1993(平成5)年4月21日に「帰ってきてよ」でデビュー。2018(平成30)年には25周年記念曲として「飯田線」をリリース。初めてメイン曲で「ふるさと」を舞台にした曲を歌った。

 30周年の記念曲「風恋し」は、前黒姫童話館館長で、児童文学作家の北沢彰利さん(高森町出身)が作詞。歌手として歩む人生を応援してくれた両親や友人らがいる故郷への思いを映す歌詞となっている。北沢さんは以前、小沢さんの小中学生時代を描いた創作オペレッタの脚本も執筆している。「節目の曲は飯田にちなんだ内容にしたい」と考えた小沢さん側が北沢さんに依頼した。

 小沢さんはデビュー後、日本舞踊や民謡、三味線などの稽古を重ねている。この経験を生かしながら日本人が発信する日本文化の伝統の美しさを多くの人に見てもらいたい、文化を継承していけるような存在になりたいと思い、今年は「芸者姿」で活動することを決意。記念曲のCDジャケットの他、ミュージックビデオ、自身のユーチューブチャンネルでも芸者姿で動画配信している。

 ジャケット写真のメークは、同市出身の美容化でタレントの「おぐねぇー」さんが手がけた。小沢さんは「おぐねぇーマジックで、すてきなジャケットに仕上がった。ぜひ注目してほしい」と話す。共に同市の産業親善大使を務めている。

 5月1日に放送した飯田エフエムの「ゆた・きの喫茶室」に出演した小沢さんは「30周年記念曲の『風恋し』を故郷でも、たくさん歌っていきたい。ぜひ応援してほしい」と呼びかけた。

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