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飯田女子短大生が「市田柿ビスコッティ」開発 地元産の市田柿をアクセントに

和風ドライフルーツ「市田柿」がアクセントの焼き菓子「市田柿ビスコッティ」

和風ドライフルーツ「市田柿」がアクセントの焼き菓子「市田柿ビスコッティ」

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 飯田女子短期大学(飯田市松尾代田)の学生が焼き菓子「市田菓子ビスコッティ」を開発し、3月に販売を始めた。市田柿の特徴を学び、パティシエから指導を受け、フランス伝統菓子と南信州「市田柿」が融合した菓子となる。

飯田女子短大生が「市田柿ビスコッティ」開発 地元産の市田柿をアクセントに

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 学生らは食品開発実習で8種類の焼き菓子を考案し、その中の「市田柿ビスコッティ」を商品化。地元洋菓子店「パティスリー マサ・オオシマ」(飯田市鼎)で3月2日から販売している。

 渋柿を干して、天然の甘さだけで仕上げる干し柿。長野県内の生産量は国内でも上位。その中でも飯田下伊那での生産量は大変多く、高森町の市田地域で古くから栽培・加工されていたこともあり「市田柿」と呼ばれる。糖度は60~70%と高く、ねっとりとした食感が特徴。 

 同大と高森町は2020年3月、連携協定を結んでいる。2016(平成28)年、飯田下伊那の魅力を若い世代から発信してほしいと、高森町が学生に「わかもの☆特命係」を依頼したことが契機となり、学生を中心に若者ならではの目線で飯田下伊那の情報を発信している。「さらにできることは何か」と学校からの提案で連携協定となり、地元産品を活用して商品開発を続けている。

 「渋柿がなぜ甘くなるのか」「市田柿ができる過程」などについて、高森町職員からレクチャーを受け商品開発に挑戦した。職員は「市田柿が断面から見え、見た目からもおいしそう」と感想を漏らす。実際に試食した職員は「市田柿の味の良さが残っている。焼き菓子の歯応えも良い」と笑顔で話す。

 商品化まで指導した「パティスリー マサ・オオシマ」オーナーパティシエの大島正勝さんは「ビスコッティに注目したのが面白い」と話す。ビスコッティは、「2度焼きをする」の意味を持つフランスの伝統菓子。フランスの伝統菓子と南信州の伝統食品「市田柿」とのコラボが新鮮だという。

 ホワイトデーに向け多忙な大島さんだが、「100個以上での注文が入り、リピーターもいて焼き上げるのも間に合わない」と目を細める。「そのまま食べてもらってもいいし、温かなミルクに浸して食べるのもお勧め」学生の一人は話す。

 価格は、プレーンとチョコレート風味の2枚1セットで216円。パティスリー マサ・オオシマの営業時間は9時~18時30分。火曜定休。

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