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洋菓子店の琥珀糖「夏のカケラ」 阿智村「スターショップ」で販売

宮澤さん夫婦、ノエル洋菓子店で

宮澤さん夫婦、ノエル洋菓子店で

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 中央自動車道園原ICから車で5分の場所で、富士見台高原のロープウエー乗り場にある土産物店「スターショップ」(阿智村園原、TEL 0265-44-2300)が7月16日、洋菓子店「ノエル」(飯田市育良町)の「琥珀(こはくとう)糖 夏のカケラ」(470円)の販売を始めた。

この夏に誕生した「夏のカケラ」

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 同商品は、昨年夏に空のイメージで作った「青空のカケラ」、同年秋に紅葉のイメージで赤・黄・緑色で作った「秋のカケラ」、今年春にハナモモの花のイメージのピンク・白色などで作った「花桃のカケラ」に続く琥珀糖シリーズの第4弾。

 スターショップスタッフの田中綾さんが「夏の空の濃いブルーや、爽やかな印象の緑色、涼しげな黄色で『夏のカケラ』も作ってほしい」と、ノエルに依頼した。でき上がった商品を見た田中さんは「夏の爽やかさを感じられるイメージ通りの色が完成してうれしい」と笑顔で話す。

 ノエルのパティシエ、宮澤忠さんは3年ほど前に参加した洋菓子協会の講習会で琥珀糖の作り方を受講した。寒天と砂糖を原材料とする琥珀糖に、洋菓子の感覚でリキュールを加え商品化するために試作を重ねた。特に南信州産のブルーベリー、モモ、リンゴなどの色素を琥珀糖に生かしたいと試行錯誤を重ねたが、果汁を入れることで琥珀糖の周りにできるはずの結晶が固まらないことが分かった。その後、マメ科の植物「バタフライピー」の青の色素を知り、それを生かして米粉を使った焼き菓子「そらいろシフォン」を試作したところ、青色が安定し商品化へつながった。その青色を琥珀糖にも使い、「洋菓子店の琥珀糖 青空のカケラ」が第1弾として誕生した。

 「長く洋菓子を作っているので、洋菓子の感覚を生かしたいと考えた。青色の食べ物は日本人にはなじみがないないかもしれない。依頼を受けたことで、思い切って色を付けたことも良かった。琥珀糖らしい仕上がりになった」と宮澤さん。「通常は型に入れて固めて作るものや固めたものを同じ大きさに切って仕上げる琥珀糖を、バラバラで適当な形に切り出すことで『かけら』にした。洋菓子店の琥珀糖の見た目と、食感のギャップを楽しんでいただけたら」とも。

 価格は470円。スターショップの夏季営業時間は9時~20時。 

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