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飯田女子短大生と丸中中根園が冷凍食品を共同開発 地元食材使う

飯田女子短期大学学生と中根正佳さん

飯田女子短期大学学生と中根正佳さん

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 飯田女子短期大学(飯田市松尾)食物栄養専攻の2年生と丸中中根園(鼎)で共同開発した冷凍食品の販売が1月27日、ココロファームビレッジ(川路)のオンラインストアで始まった。

湯せんして食べる

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 「不足しがちな栄養を補う冷凍食品」をテーマに、地元食材を使い8グループがそれぞれ新商品を開発した。「ハヤシライス」(648円)、「具だくさんトマトソース」(378円)、「鮭(サケ)とほうれん草のきのこクリームパスタソース」(486円)、「ユッケジャンクッパの素」(648円)、「色鮮やかほうれん草ソース」(486円)、「肉みそ丼のもと」(432円)、「ラムチャウダー」(648円)、「筋肉増強!中華あんかけ」(432円)など、パスタなどのソース類を中心にいずれも自宅で温めるだけで食べられる。

 昨年秋から同大の食品開発実習で、消費者が求める商品を知るために顧客調査を行い、グループごとに「スポーツ選手に向けて」「1日に必要な野菜を摂る」などのコンセプトを決め、「おいしい冷凍食品」を目指してレシピを考案し、試作を重ねた。授業では地元食材を実際に味わったほか、冷凍食品の概要や製造過程を学んだ。

 学生考案のレシピは丸中中根園の施設「ココロファームビレッジ」が製造し、オンラインと同施設で販売する。中根正佳社長は同大の授業で「野菜の切り方一つで料理の印象が変わる」など、客へ商品を届けることへの考えを学生に伝えた。

 学生の伊藤真桜さんは「貧血が多いとされる女性に食べてほしい『クラムチャウダー』の具材は鉄分を摂れるようアサリやホウレンソウにした。小野子(おのご)ニンジンのオレンジ色の濃さと昔ながらのニンジンの風味豊かな香りを知り、市田(いちだ)牛乳など地元食材と合わせ生かしたいと考えた。味付けと油分や水分量を特に気にかけ、試食した完成品からおいしさを実感したので、多くの方に召し上がっていただきたい」と話す。

 オンライン販売は4月30日まで。

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