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飯田の菓子店「穀雨」、開店から半年 地元果物など使い「手仕事にこだわり」

飯田市上郷「穀雨」(写真提供=穀雨)

飯田市上郷「穀雨」(写真提供=穀雨)

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 菓子店「穀雨(こくう)」(飯田市上郷)がオープンして、10月26日で半年がたった。

「手仕事」で仕上げる菓子

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 4月26日にオープンした同店。店主の菅沼優香さんは「地元の季節の果物や食材を使い、素材の魅力をはつらつと伸ばせるように手仕事で作る」と、店のコンセプトを紹介する。実家が果樹園を営み、「幼い頃から四季折々の果物や山菜が周りにあり、祖母や母がそれらを使い、『手作り菓子』を食べさせてくれた」と振り返る。

 今は定番となった「穀雨のチーズケーキ」(680円)は「食べ心地が良く、まったり濃厚で爽やかな味にと考え、4種類のチーズをブレンドした」と菅沼さんは紹介する。「チーズを食べられない幼いお子さまが家族で訪れたり、男性が一人で求めたりするなど、幅広い世代の方がチーズケーキを選んでくれる」と菅沼さん。

 「ライ麦のスコーン」(400円)や「米粉のシフォンケーキ」(320円)の他に、旬の果物ソースを使ったアイスクリームなど「季節のお菓子」をそろえる。「これからの時期は、リンゴや栗が収穫を迎える」と、秋冬に向けての菓子を紹介する。

 菅沼さんは開店からを振り返り、「起業に当たって多くの方に応援し、支えてもらった。屋号を持って歩ませていただいているので、恩返しをこめて粛々とやっていけたら」と話す。「お客さまと一緒に『こうやって食べるとおいしい』など、『おいしさの扉』を一緒に開けていく、ワクワク感を共有できたら」と意気込みを語る。

 営業は金曜・土曜の11時~16時。不定期で日曜も営業。

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