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南信州と海外のシードル醸造所が初タッグ 認知向上狙い5種発売

醸造者がシードルをお披露目

醸造者がシードルをお披露目

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シードルで日本と海外をつなぐ“初のプロジェクト「GLOBAL CIDER CONNECT(グローバル・サイダー・コネクト)」に参加した南信州の5つの醸造所が5月、完成したシードルのお披露目を行った。

南信州と海外のシードル醸造所が初タッグ 認知向上狙い5種発売

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 当プロジェクトは、「国産シードルに多様性と認知度の向上をもたらすため、海外醸造所と組んでシードルの醸造技術の向上などを狙った」もので、2019年に始まった。

 飯田下伊那地域は全国的にもシードルの醸造が盛んな地域で、in Cider Japan(インサイダージャパン(八王子市)が、NPO法人「国際りんご・シードル振興会」(飯田市)と海外の醸造所をつなげた。カモシカシードル醸造所(伊那市)はノルウェーのアルデサイダーと、VINVIE(松川町)はオーストラリアのウィリー・スミスズと、喜久水酒造(飯田市鼎切石)はスペインのサピアインと、道FARM&CIDERY KANESHIGE(下條村)は米ブレイクズ・ハード・サイダーと、フルーツガーデン北沢 マルカメ醸造所(松川町)はデンマークのエイブロホーと組み、5つの醸造所がそれぞれ地元リンゴの特色を生かし、海外の技術を取り入れた個性的なシードルを醸造した。

 美食の街、スペインのバスク地方サン・セバスチャンのシードル生産者「サピアイン」と組んだ喜久水酒造は焼き肉の街飯田らしく、肉料理に合うシードルをテーマに南信州産のりんごを100%使用、サピアイン秘伝のアップルハニーでシードルを醸造。より深みのある甘味で贅沢な味わいのシードルに仕上がった。

 5月7日に東京・銀座にある長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」(東京都中央区)でお披露目会を行い、販売を開始。今月28日には松本でシードルの試飲販売会を行った。今後、松屋後藤酒店(飯田市)、ポムジェ(松本市)、信州クラウド(長野市)、フェイバーズ(東京都立川市)でシードル全5種類を扱う。

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