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綿半発祥の地・飯田で「綿半まつり」 ワークショップや地元産品出店も

「綿半まつり」実行委員メンバー

「綿半まつり」実行委員メンバー

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 「綿半(わたはん)」創業者の野原半三郎の出身地・飯田で5月28日・29日、「第3回綿半まつり」が開催され、マルシェやワークショップなどが行われた。

綿半まつり開催中の「エスバード」の様子

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 産業振興と人材育成の拠点「エス・バード」(飯田市座光寺)を会場に開かれた「綿半まつり」。綿半店舗や取引会社の商品で、冬物など5~9割引などの品が並んだ。地元企業や個人へも出店を呼びかけ、地場産品や飯田産の野菜・花など60店が出店した。「めだかすくい」「ニジマスつかみ取り」などのイベントや「ハーバリウム作り」などのワークショップも行われたほか、キッチンカーも出店した。

 綿半ホールディングスのグループ会社「綿半パートナーズ」社員の愛田真也さんら5人の有志が実行委員会を立ち上げた。他の社員にも協力を求め、第1・2回の「綿半まつり」を昨年、飯綱町で開いた。愛田さんは「現在は人口減少や農業の担い手不足など、さまざまな課題があるが、地域を盛り上げるために活動している。関わりある皆に『一緒に商売をやろう。地域経済を盛り上げよう』と声を掛けている。この街を続けていくためのイベント」と笑顔で話す。

 同社バイヤーの山下哲志さんは「メーカーによっては新商品や自社製品のアピールの場になっている。冬物の良品を並べた。家族連れで来てくれてうれしい」と話す。

 地元デザイナーの浜島由香さんは着物姿で、自身デザインの着物の帯や水引を使ったアクセサリーなどを並べ、訪れる客を笑顔で迎えた。

 初日午前の来場者数は900人を超えた。愛田さんは「この活動は、SDGs17目標の11『住み続けられるまちづくりを』を掲げている。飯田は、これからリニア新幹線も通る元気ある街。綿半発祥地の飯田で、開催できたことはうれしい」と話す。

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