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飯田で地域住民主体のコンサート 「オーケストラと友に音楽祭」の一環で

羽場公民館の佐々木祥二館長(左)と丸山公民館の藤本清明館長(右)

羽場公民館の佐々木祥二館長(左)と丸山公民館の藤本清明館長(右)

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 地域住民が主体の「コミュ二ティーコンサート」が5月5日、丸山小学校(飯田市今宮町)で開催される。「オーケストラと友に音楽祭2024」の一環。

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 5月3日~6日、名古屋フィルハーモニー交響楽団と地域の演奏家が、同市を中心に周辺町村を会場にステージを繰り広げる同音楽祭。同コンサートは、住民の近くで演奏することを目的に「もっと身近に!」を掲げ、同楽団員が地域に出向き、地域住民が主体となって開催する。今年は羽場と丸山両地区住民の合同開催とする。

 羽場公民館館長の佐々木祥二さんは「両地区は隣接していて、以前から『ふれあいコンサート』など、合同で行事を開催することもあり親交が深い。せっかくならと合同開催を希望した」と経緯を紹介する。丸山公民館館長の藤本清明さんは「金管楽器の生演奏を聴く機会は時折あるが、弦楽器はなかなかない。楽団員の弦楽器演奏を中心としたプログラム」と構成を紹介する。

 当日は、小森絹子さんと山洞柚里さん(以上、バイオリン)、吉田浩司さん(ビオラ)、太田一也さん(チェロ)による弦楽四重奏を予定する。同団員の歓迎演奏として、同校児童で結成する金管バンド「かざこしジュニアバンド」と、同市立西中学校(正永町)吹奏楽部、同中学校の卒業生が主体となって構成する「丘の上吹奏楽団ゆかいな仲間たち」がステージを盛り上げる。

 プログラムの最後には同団員の演奏に合わせ、羽場地区の「羽場のなつかしい歌を唄う会」と「ふれあいコーラス」、丸山地区の「丸山コーラス」のメンバーが歌うコラボ演奏を予定する。企画や進行は、両地区住民から成る実行委員会が進める。

 藤本さんは「客席と演奏者が近く、息づかいが聞こえるほど。目の前で楽しんでほしい」と、地域の演奏ならではの魅力を紹介する。佐々木さんは「プロのステージを目の前で聴く機会はあまりない。地域グループも熱心に練習を重ねている。地域内外から気軽にお出かけいただければ」と来場を呼びかける。

 18時30分開場、19時開演。チケットは500円。両館で販売中。同コンサートは5月4日同時刻、天龍村文化センター「なんでも館」(天龍村平岡)でも開催する。

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