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「いつか一緒に独立」を実現 飯田に生花店とサロン、1棟に共同出店

鎮西信子さん(左)と久保田加代子さん(右)

鎮西信子さん(左)と久保田加代子さん(右)

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 生花店「のの彩(いろ)」とサロン「luna(ルーナ)」が同居する店が2月24日、飯田市座光寺にオープンした。

サロン「luna」への入り口

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 のの彩・店主の鎮西信子さんは2014(平成26)年から近くの生花店に務めていたが、閉店を機に、以前から目標としていた独立を本格的に考えるようになったという。ルーナ・店主の久保田加代子さんは別の場所でサロンを営んでいたが、手狭に感じていたので移転を考えていたという。

 2人は鎮西さんが生花店勤めをしている頃からの知り合いで、久保田さんが「一緒にやろう」と鎮西さんへ声をかけた。「いつか一緒に独立できるといいね」と夢を語っていたという。「タイミングも良かった」と口をそろえる。

 昨年8月ごろから「2店でシェアできる物件」を探し始め、現在の物件に巡り合った。店舗には入り口が2か所あり、店舗内の「のの彩」へと入る。店舗内を奥へ進むと別室の「luna」へと通じる間取りになっている。

 鎮西さんは高校卒業後に専門学校で動植物について学び、1990(平成2)年から横浜にあるホテルの生花店へ就職。その後、都内の生花店3店舗ほどでアルバイトし、八戸の生花店では15年ほど経験を積んだという。「ホテルでは、ウエディング用の卓上フラワーアレンジメントを多く作ることで、基礎を早く覚えることができた。町の花屋さんでは、母の日などの行事ごとの流行や忙しさを知った」と、生花店での経験を振り返る。

 久保田さんは、女性限定でオイルマッサージのバリニーズマッサージを施す。「強めのマッサージを行うことで、体の奥まで圧を入れる」とバリ式マッサージを紹介。鎮西さんとの初対面の頃を思い出し、「鎮西さんだから声をかけた。オープンは気が引き締まる思い。2人で楽しいし、さまざまな事を相談できて心強い」と同時開業のメリットを話す。

 鎮西さんは「久保田さんに声をかけてもらえてうれしい。一人だったらできなかったかもしれないオープンが現実になった。気軽に立ち寄ってもらえる店になっていければ」と話す。

 営業時間は両店共10時~19時。火曜定休。

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