喬木村出身の山本武さんが収集したチョウの標本展「たけしくんの蝶 弐」が8月18日、飯田市美術博物館(飯田市追手町)の市民ギャラリーで始まった。主催は「たけしくんの会」。
山本さん(埼玉県川口市在住)は約65年前にチョウの収集を始め、これまで趣味で集めたチョウは約4000種類に上る。今回はコレクションの一部を標本ケース69箱に収めて展示する。昨年9月に開いた初の標本展には約500人が来場。今年72~73歳になる中学校時代の同級生13人から成る「たけしくんの会」の稗田隆彦さんらが再度の開催を依頼し、2回目が実現した。
期間中は毎日11時と14時から「たけしくんトークショー」を開く。テーマは、19日=「チョウと蛾(が)の違い」、20日=「標本の見方や作り方」、21日=「絶滅危惧種」、22日=「幼虫の好物」、23日=「昆虫や動植物の未来」。山本さんは「初日からテーマを外れて話してしまった。話せばいくらでも話せるので時間が足りない」と話す。
会場には日本産のチョウをまとめた標本をはじめ、飯田下伊那地域などで採集し、近年個体数が減少しているギフチョウ、1986(昭和61)年に川口駅前で採集したツマグロキチョウ、1987(昭和62)年に山梨県で採集したヤマキチョウのほか、クモマツマキチョウ、ヒメシロチョウなど絶滅危惧種も展示。海外で採集した標本もあり、採集地はタイ、マレーシア、インドネシア、ソロモン諸島、南米、アフリカなど多岐にわたる。山本さんは「現在では絶滅危惧種になっているチョウの標本も見ることができるので、ぜひ見に来てほしい」と呼びかける。
稗田さんは「このイベントを機に、遠くは神戸などから同級生が集まるので楽しみにしている。少しでも長く続けられたら」と話す。一方、山本さんは「展示だけでも結構大変なんだに」と笑う。
開催時間は9時30分~17時(最終日は16時まで)。入館無料。8月23日まで。