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飯田「クライミングジムダンボ」が10周年 コロナ禍で移転も経験

伊原さんとジムでトレーニング中のメンバー

伊原さんとジムでトレーニング中のメンバー

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 ボルダリング施設「クライミングジムDUMBO(ダンボ)」(飯田市上郷)が6月21日で10周年を迎えた。

クライミングジムを紹介する伊原さん

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 2014(平成26)年6月21日、鼎名古熊のアップルロード沿いにオープンし、2019年7月に現在の場所へ移転した同店。今年でオープンから10周年、移転から3周年を数える。

 愛知県出身で、両親の影響で子どもの頃から山に登り、現在も「山が好き」という店主の伊原白峰(しらね)さんは、十数年前に神奈川県内で仕事をしていた当時、近所のボルダリングジムに興味を持ち通い始めた。岩場を登るロッククライミングの経験を重ねながら、何カ所かのボルダリングジムでアルバイトをするうちに、「何かやりたい」と独立を考えるようになったという。

 本格的にボルダリングジムで1年間修業した後、飯田下伊那地域で唯一のボルダリングジムを開いた。「南信濃や岐阜など、車で40分の位置にロッククライミングができる岩場がある。車で2時間の距離には複数箇所あり、他の地域では考えられない岩場へのアクセスの良さ」と、伊原さんはこの土地を選んだ決め手を話す。

 以前の鼎の店は利用可能な人数が4、5人と限られていたため、コロナ禍で「より広いジムを」と現在の場所へ移転したという。100坪ある店内には、高さ4,3メートル、幅27メートルの「メインエリア」と、裏面には同高さ幅23メートルの「かざこしエリア」の2種類のボルダリングウオールを設け、現在は5200人の会員登録があるという。

 10年を振り返り、「精神的にもテクニック的にも、成長する子どもたちの姿を見ることができた」と喜びを話す伊原さん。6月22日に開いた10周年のコンペティションには57人がエントリーし、腕を競い合ったという。「ボルダリング仲間が10年を祝ってくれ、必要とされていると感じ、涙が出るほどうれしかった」と話す。

 ボルダリングの魅力については、「ここまで登れるようになったという達成感」「ストイックに頂点を目指す」「ダイエットや運動不足解消」「仲間とワイワイ楽しむ」など「人によってさまざま」と話す伊原さん。「皆さんのおかげで、10年ってすごいことかなと気づかせてもらった。次の10年へと進んでいきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は、月曜・金曜=17時~22時、火曜・水曜=13時~22時、土曜・日曜・祝日=10時~19時。キッズスクール=夕方開講。木曜定休。

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