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飯田で養殖したアユを使った夏メニュー市内とんかつ店が限定提供

3びきのこぶた座光寺店で提供する極上夏のミックスフライ定食

3びきのこぶた座光寺店で提供する極上夏のミックスフライ定食

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 飯田市内でとんかつやしゃぶしゃぶを提供する「3びきのこぶた」が6月15日、地元産の養殖アユを使った夏メニューの提供を期間限定で始めた。

3びきのこぶた座光寺店で提供する極上夏のミックスフライ定食

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 地元・天竜川水系で6月1日にアユの友釣りが解禁され、アユを食べる季節となった。近年は環境の変化などによりアユの漁獲量が減り、養殖アユもコロナ禍で出荷が止まるなど苦境が続いていた。同店など市内で4店舗を営むサンコーポレーションは、地域食材を盛り上げようと、飯田でアユの養殖を手がける「匠天龍鮎(あゆ)」の棚田健治さんが育てたアユを使い限定メニューを提供。今夏で3年目の取り組みとなる。

 棚田さんのアユは全国のシェフが使う。南アルプスから湧き出る地下水だけを使ってアユを飼育し、水槽には水流を作り、アユが流れに逆らって泳ぐことで身の締まったアユが育つという。そのため、天然アユに近い風味と食感となり、顔の横には「追い星」といわれる黄色い突起が現れるなど天然に近い特徴を持っている。

 同店では、衣をつけた状態で揚げて食べるのに最適なアユのサイズや揚げ油の温度や揚げ方などを追求し、稚アユと成魚の中間の14~16センチ大の若アユを使うことで、アユの爽やかな香りと肝の苦味を残し、外はサクサク、中はふんわりとして頭から尻尾まで丸ごと食べられる。

 限定メニューは、アユフライや特大エビのほか、シャトンブリアンカツが付く「極上夏のミックスフライ定食」(2,400円)、アユ・エビ・ヒレカツが付く「ランチの季節ミックスフライ定食」(1,290円)、アユフライの単品(495円)の3品。9月末までの提供を予定。

 サンコーポレーションの古田嘉仁社長は「地元で育った素晴らしいアユなので、ぜひ地元の皆さんに食べていただき、養殖アユの存在を知ってもらえれば」と来店を呼びかける。

 営業時間は、本店=11時~22時、座光寺店=11時~15時・17時~21時。座光寺店は水曜定休。

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