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自作の電気自動車で全国大会へ 飯田の高校生が連覇狙う

昨年の大会での集合写真(写真提供=飯田OIDE長姫高校 原動機部)

昨年の大会での集合写真(写真提供=飯田OIDE長姫高校 原動機部)

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 飯田OIDE長姫高校(飯田市鼎名古熊)の原動機部が10月15日、モビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)で開催される「2023 Ene-1  MOTEGI GP」に出場する。2012(平成24)年にスタートし、今年で11回目。

原動機部 制作の電気自動車

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 「Ene-1」は次世代への第一歩として、モビリティーを通じて新たな価値を創造する環境配慮型イベントで、充電式単三電池を動力源とし、指定されたコースを早く、どれだけ長い距離を走り切れるかを競う。

 同GPは、モビリティリゾートもてぎの西コースを使用。部門は、3輪以上の電気自動車を使う「KV-40」と、市販の自転車のフレームを使う「KV-Moto」があり、競技種目は、一般と学生が対象の「Div1(ディビジョン・ワン)」と、学生のみを対象とした「Dvi Next(ディビジョン・ネクスト)」に分類される。使用する充電式単三電池は40本。

 同校の原動機部は、飯田自動車学校(鼎切石)のコースで試走を重ね、出場競技やカテゴリーのチームごと改善点やデータを収集し分析。エネルギーの消耗を抑え、長時間走るための対策を考え大会に備える。

 当日は予選の「タイムアタック」と「決勝レース」を行う。予選では、西コース(全長1.49キロ)を1周し、タイム順により決勝のスタート位置が決まる。決勝では各競技、カテゴリーに応じた時間の耐久レースを行う。電気自動車クラスの「KV-40」の「Dvi1」は60分、「Dvi Next」は45分。電気バイククラスの「KV-Moto Dvi Next」は30分間で周回数の多さを競う。大会結果は、予選と決勝の順位によるポイントの合計で決まる。

 同部は昨年、電気自動車クラスの「Dvi Next」で優勝しており、連覇を狙う。電気バイククラスの「Dvi Next」は5連覇中で、6連覇に挑戦する。

 電気バイク部門に出場する2年の熊谷颯太さんは「5連覇中でプレッシャーを感じるが、6連覇につながる走りをしたい」、電気自動車クラスの「Dvi Next」に初出場する1年の小池永真さんは「他の車体と比べて速いスピードで走るので、安全運転を心がけながら、総合2連覇を目指したい」、同クラスの「Dvi1」に出場する部長で2年の原 煌弥さんは「スポンサーや地域の方々の協力や応援が大きな力になっている。期待に応えられるよう全力で挑み、いい報告をしたい」と、それぞれ意気込みを見せる。

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