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JAみなみ信州、食農教育教材を飯田市に寄贈 小学生の農業への関心に期待

寺沢組合長(左)と熊谷教育長

寺沢組合長(左)と熊谷教育長

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 JAみなみ信州(本所=飯田市鼎)が2月28日、小学校高学年(新5年生)向けの補助教材「農業とわたしたちのくらし」を飯田市教育委員会に寄贈した。今年で14年目。

児童用のテキスト

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 全国のJAバンクでは、子どもたちの食農教育に役立ててもらうため、2008(平成20)年から同教材とDVDを作成し、全国の小学校や特別支援学校に寄贈している。全国各地の特産品の紹介や気候の違い、農業の基本、日本の農業、農産物の生産、農産物の流通の仕組み、持続可能な農業などを掲載。

 同教材は、JAバンクの社会貢献活動の一環として設立した「JAバンクアグリ・エコサポート基金」が、子どもの農業や食、自然環境、それに関わる金融や経済活動などに対する理解を育み、農業ファン層の拡大や地域の発展を願い制作している。

 JAみなみ信州では、児童・教諭用の教材本合わせて1980冊を、管轄する飯田下伊那地域の小学校44校に各支所を通じて今月中に配布する。同地域では5年生になると稲作を学び、地元の田んぼで田植えや稲刈りなどを体験する。

 寺沢寿男組合長は「食糧自給率が下がる中で、自分たちの食生活に必要な農業に関心を持ってもらえるように教材を活用してほしい」と期待を込める。

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