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園児らが育てた米をアフリカのマリ共和国へ 飯田のJAで合同発送式

発送前のトラックの荷台で記念撮影

発送前のトラックの荷台で記念撮影

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 JAみなみ信州の本所(飯田市鼎)で12月5日、国際協力田米とアジア・アフリカ支援米の合同発送式が行われた。

支援米の積み込み作業

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 この活動は、深刻な食糧不足で苦しむ世界の人々を支援するため、長野県労農会議が1995(平成7)年から「アジア・アフリカ支援米送付運動」に取り組み始め、翌年から飯伊地区労農会議が同運動に参加し、栽培協力者の篠田喜代志さん(上郷)の田んぼで支援米の栽培を始めた。

 1998(平成10)年からは、JA長野県グループが「国際協力田運動」に取り組み、JAみなみ信州は2004(平成16)年より、食育の一環として米作りに取り組む川路保育園(川路)と共に同運動に加わり、栽培協力者の関島晟さん(川路)の田んぼで支援米を栽培している。

 今年は「アジア・アフリカ支援米」が346.5キロ、「国際協力田米」が120キロの計466.5キロの米が取れた。それぞれの支援米はいったんJA長野中央会へ集約し、NGO団体「マザーランド・アカデミー・インターナショナル」を通じてマリ共和国へ送る。

 発送式には川路保育園の年長園児13人も出席し、支援米の袋にメッセージが書かれたシールを貼り付けたり、輸送するトラックへの積み込み作業などをJA職員らとともに行ったりしたほか、セレモニーの一環で「世界中のこどもたちが」を元気よく歌った。横原雅也くん(6)は「作ったお米をいっぱい食べて、おなかいっぱいになってほしい」、勝野愛椰ちゃん(6)は「たくさん食べて、元気になってほしい」と、それぞれマリ共和国に向けメッセージを送った。

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