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飯田東中生徒や地域住民280人、りんご並木で「ふじ」など収穫

リンゴ並木で収穫作業をする飯田東中生徒

リンゴ並木で収穫作業をする飯田東中生徒

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 飯田のシンボル「りんご並木」で11月15日、飯田東中学校(飯田市高羽町3)の全校生徒や地区住民ら約280人が参加し、「ふじ」「国光(こっこう)」「王鈴(おうれい)」の収穫作業を行った。

仕分け作業をする東中生徒

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 りんご並木は、1947(昭和22)年に発生した飯田の大火後、防火帯として整備。1953(昭和28)年に同校生徒の手によって中央分離帯にリンゴの木が植えられ、来年で70周年を迎える。

 当日は学年ごと割り振られたブロックで収穫作業を行い、生徒らは慣れた手つきで次々とリンゴを収穫。手の届かない高所は三脚を使い作業を進めた。収穫したリンゴはいったん新聞紙の上に広げ、大きさや傷がないかを確認し、「生徒用・贈答」「加工用」「肥料用」に仕分けを行った。

 同校3年で並木委員長の清水未夢さん(15)は「5月の摘果作業で始まり、大変な時期もあった。コロナ禍で思い通りにいかず悲しい思いもしたが、全校生徒や地域の皆さんと一緒に今年最後の収穫作業をすることができてうれしい」と振り返る。

 現在、りんご並木には14品種があり、今年3月に新たに植えた「シナノホッペ」は収穫できるようになるまでは5年ほどかかるという。同校3年の生徒らは「ちょうど私たちが20歳になるころに実がつく予定。立派に育ってほしい」と期待を込める。

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