古民家つぼや(阿智村駒場)で現在、「清内路手作り花火」特別展が開かれている。同イベントは南信州地域振興局(飯田市追手町)と阿智村全村博物館協会との共同開催。
阿智村清内路では毎年10月、上清内路諏訪神社と下清内路諏訪神社・建神社でそれぞれ奉納煙火を実施。今回、南信州地域の民俗芸能の保存・継承に関する取り組みを推進、支援する同局が、開催時期に合わせパネル展開催を協会へ相談し実現した。
会場には、同局が準備したパネルや、同村清内路振興室から借りた手作り花火の作業工程紹介パネル、同村出身の写真家で童画家の故熊谷元一さんが1956(昭和31)年に撮影した写真のほか、祭りで使うちょうちんやあんどん、火の粉を浴び穴が開いた法被、大三国の筒など約20点を展示している。
清内路の手作り花火は約300年の歴史があり、花火師の資格を持つ住民が火薬から製造。8月下旬から火薬を詰める竹筒の準備を始め、本番直前まで作業が続く。「シャクマ」「トンボ」「花傘」などの仕かけ花火をはじめ、クライマックスの大三国が見どころ。
同協会で地域おこし協力隊の大岩寧音さんは、自身も下清内路の手作り花火に関わっているという。大岩さんは「まずは知ってもらうことが大事。パネルや写真、道具など見てもらい『手作り花火』に関心を寄せ、現地に足を運んで生の手作り花火も体感してほしい」と呼びかける。
開館時間は9時30分〜15時30分。火曜定休。10月14日まで。
上清内路地区は10月6日、下清内路地区は10月10日に奉納煙火を行う。下清内路は一般観覧可能。