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天龍峡の未来へ3チームが提案 「発表で終わらせず」実現へ一歩

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

 飯田青年会議所の「結いまち事業」成果発表会「天龍峡の未来を動かそう!」が9月12日、龍江公民館(飯田市龍江)で開かれ、ワークショップ参加者が天龍峡の課題解決に向けた3つの提案を発表した。

プレゼンテーションの様子

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 同事業は、地域づくりで生まれたアイデアを提案だけで終わらせず、実際の行動につなげようと企画。三遠南信自動車道やリニア中央新幹線など新たな交通網の整備を見据え、天龍峡を題材に約30人が参加。6月から3回のワークショップを行い、地域を歩いて魅力や課題を探ったほか、観光客や事業者への聞き取りを重ねた。

 Aグループは、滞在可能時間に合わせたコースを巡る「スタンプラリー」と、写真やメッセージを1年後に届け、再訪のきっかけをつくる「未来ポスト」を提案。約90日間の実証を行い、地域内の立ち寄りや消費、再訪意向などを検証する構想を示した。

 Bグループは、地域内外の人をつなぐ「勝手口」を提案。国定公園の規制や空き家活用などの課題も踏まえ、既に地域で活動する若者や事業者に関わる「関係人口」を増やし、新たな活動や事業につなげる構想を発表した。

 Cグループは「10年後も行きたい天龍峡へ」を掲げ、「天龍峡コンシェルジュ」を提案。スマートフォンをかざすと情報にアクセスできるNFCタグや公式LINEを使い、「今から1時間」「食べる」「子ども連れ」など、来訪者の状況に合わせて観光資源へ案内する仕組みを示した。

 Cグループで発表した原昂生さんは、実現性について前向きな評価を受けたことに「本当に実現できればうれしい」と話す。ワークショップを通じ、「日常の中に非日常の景色があり、駅や暮らしの場にも近い。人が集まる場所としてポテンシャルがある地域だと改めて感じた」と天龍峡の印象を話す。

 発表後は佐藤健飯田市長と天龍峡温泉観光協会の牧内健会長を交えて意見交換。佐藤市長は「まずは実現に向けてどんな課題があるのか、1回目の会合ができるようにしたい」と、具体的な協議を始める考えを示した。牧内会長も「皆さんが真剣に考えてくれた案が一つでも実現するよう、観光協会としても頑張りたい」と話した。

 結いまち委員会の原尚文委員長は、成果発表会を「ゴールではなくスタートライン」と位置付ける。今後、関係者との協議を進め、提案を実際の行動につなげていく。当日は約60人が来場した。

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