まき窯ナポリピッツァの店「Pizza(ピッツァ)ヒコノキ」（飯田市曙町）と地元農産品などを取り扱うJAみなみ信州「およりてふぁ～む農産物直売所」（同市鼎）がコラボし、新商品「季節のおよりてピッツァ」の販売を6月21日に始めた。

「たっぷりズッキーニのピッツァ」を店前でアピール

　同直売所で販売している旬の野菜のズッキーニを使った「たっぷりズッキーニのピッツァ」。ピッツァにズッキーニを薄くスライスしたっぷりのせ、ヒコノキ自家製ソーセージ「サルシッチャ」をアクセントに焼き上げたものを冷凍した状態で同直売所で販売する。ヒコノキオーナーシェフの林直彦さんは「質の良い野菜の甘みと食感を楽しんでほしい。『野菜を食べている』と感じてもらえるようにズッキーニをたっぷりのせた」と紹介する。

　同直売所スタッフの中塚進矢さんは「ヒコノキでピッツァを食べておいしさに感動した。直売所で販売している新鮮な野菜を生かし、皆さんにより広めることはできないかと林さんと企画した」と笑顔で話す。所長の宮澤晴紀さんは「直売所には農家が新鮮な野菜を毎日届けてくれる。今が旬のズッキーニはピッツァでも良い彩りと食感に仕上がっている」と話す。

　中塚さんは「チーズの豊潤さとズッキーニの爽やかさが相まって、南信州の食材と職人の腕が合わさって完成した。店の味そのものを家で楽しめる」と自信を持って薦める。宮澤さんは「生地が店同様においしい。ズッキーニが輝ける味付け」と笑顔で話す。

　林さんは「ピッツァはフライパンにふたをして弱火で焼きチーズがとろけたら完成。家庭で調理するのに特化した製法で仕上げた。今後は月替わりの食材で『およりてPizza』を作るので、自宅で楽しんでいただければ」と意気込みを見せる。

　営業時間は9時～18時。ズッキーニのピッツァは7月20日まで。