信州地酒を試飲しながら好みの銘柄を選べる体験型ショップ「やごころ Sake Bar 地酒の館」が7月11日、昼神温泉郷(阿智村智里)にオープンした。
経営は、旅館「昼神温泉 四季の織 はなや」を手がけるMirai Resort(東京都港区)。店舗では長野県内の酒蔵の日本酒を販売するほか、試飲コーナーと屋外のトレーラーハウス型「Sake Bar」を設け、観光客が信州の地酒に触れられる場として展開する。酒類の販売は関連会社のMGHが行う。店名の「やごころ」は阿智神社の御祭神「八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)」から名付けたという。
トレーラーハウスの大きさは10メートル×2.5メートル。店内では、オープン時に約20種類の信州地酒を用意し、今後は最大40種類まで拡充する予定。飯田市の「喜久水」や中川村の米澤酒造「今錦」、「大信州」「七笑」「真澄」「夜明け前」など県内各地の銘柄をそろえる。試飲は1杯250円からで、味を確かめながら購入する酒を選ぶことができる。酒かすのジェラートや日本酒のあても提供する。浴衣姿でも立ち寄りやすい空間とし、セルフレジも導入。今後は季節や地域イベントに合わせて活用し、酒蔵による試飲会や蔵元を招いたイベント、地元食材とのペアリング企画なども検討しているという。
阿智村は「日本一の星空」で知られ、2023年には年間約101万人の観光客が訪れた。一方で、宿泊施設へのチェックイン後から星空観賞までや観賞後に温泉街を回遊できる場所が限られていることから、新たな立ち寄りスポットとして温泉街全体の滞在時間の充実や回遊促進につなげる。
Mirai Resortの鈴木文也社長は「星空や温泉に加え、信州地酒との出会いも楽しんでほしい。旅の思い出とともに地域の酒蔵との新たな接点を生み出し、宿泊だけで終わらない昼神温泉の楽しみ方を提案していきたい」と話す。「何より長野県の日本酒の魅力を観光客にアピールしたい」とも。
営業時間は、9時~12時、14時~17時。「昼神の朝市」に合わせて早朝営業も検討している。「阿智の夏まつり」のある8月12日~16日には22時まで営業。地酒やジェラートの販売に加え、ビンゴ大会などのイベントも開く。