飯田下伊那の歴史や文化などについて学ぶ研修講座「赤門スクール」が7月9日、長野県飯田合同庁舎で開かれた。飯田下伊那内外から約50人が参加した。
当日は、松川町ツツザキヤマジノギク保全協議会の小島慎司さんによる講義やツツザキヤマジノギクをテーマに探究学習を行った飯田高校(飯田市上郷飯沼)の生徒による活動報告、同校の地域探求コーディネーター、新井直彦さんと生徒によるトークセッションが行われた。
小島さんはスライドを交え、生態や生息状況、大雨や台風で川が増水し株が押し流される被害に遭ったこと、新たな保全地を整備したこと、地元中学生との取り組みなどを紹介した。
松川町出身で、中学3年の総合的な学習で「ツツザキヤマジノギク」について学んだという、同校3年の牛久保心海(みうな)さんと瀬脇望希(みき)さん。探究学習では松川中学生との交流や観察会への参加、種生物学会にも縁あって招待されたことなどを報告。「一人でも多くの人にツツザキヤマジノギクの魅力を知ってもらい、広める活動をしていきたい」と口をそろえる。
小島さんは「保全活動に関わる人が増えたり、ツツザキヤマジノギクに関心を持ってもらえたりするとうれしい」と期待を寄せた。
ツツザキヤマジノギクは長野県固有種で、上伊那南部から下伊那北部に分布。花期は10月~11月。花びらの形態も筒状や平型などさまざまで、花の色も白や赤紫など異なるのが特徴。長野県のレッドリストに登録されているほか、松川町の天然記念物にも指定されている。