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豊丘村で「サイクリングツアー」 収穫体験した果物・野菜の料理味わう

収穫した桃をデザートで

収穫した桃をデザートで

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 豊丘村観光協会が運営する「とよおか旅時間」(豊丘村稲神、TEL 0265-49-3395)が7月7日、「豊丘村サイクリングガイドツアー」の「桃狩りプラン」を始めた。

収穫した野菜

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 スポーツタイプの自転車「e-bike」で同村内を巡りながら、自分で収穫した野菜や果物を食材とした料理を楽しむ「自転車ツアー」を今春、本格的にスタート。「フルーツスイーツプラン」(距離5キロ以内、3,500円~)は、果物の収穫時期に合わせて、イチゴ、サクランボを狩るツアーを開催し、現在は「桃狩りプラン」を行う。

 専門ガイドの矢野智志さんが、参加者をスタートからゴールまでサポートする。農園で収穫した桃を同村内の「カフェ&ダイニング en(読み)」へ持ち込み、同店スタッフが「桃のデザート」へ調理し、参加者はその場で食べる。矢野さんは「参加者から、自転車に乗れるスキルの聞き取りを行う。体力に合わせ、ツアーのプランを考え提案する。一つとして同じプランはないので、何回も楽しんでほしい」と話す。

 矢野さんは元プロサイクルロードレース選手で、一昨年から豊丘村の地域おこし協力隊として活動を続ける。自転車競技へ度々参加し、自転車メカニックの資格も持つ。「村の道の9割以上を自転車で走り、知らない道はない。車で出かけると見られない景色に、自転車だと出合うことができる。自転車に久しぶりに乗った方も、ゴールでは『もっと乗りたい』と自転車を楽しんでくださる姿がうれしい」と振り返る。

 「桃狩りプラン」は、果物の収穫時期に合わせてブドウ、ナシ、リンゴなどと、コース内容が変わっていく」という。その他、「絶品コースランチプラン」(9,000円~)、「ナイトツアー1泊プラン」(1万5,000円)、「林道アクティビティープラン」(料金は企画内容による)がある。絶品コースプランは、e-bikeで同村内の野菜栽培をする住民宅数軒を巡り、キャベツやズッキーニ、トマト、チンゲン菜、オカヒジキ、パセリなど10種類以上を収穫する。旅時間専属シェフの矢野奈緒美さんが調理を担当する。

 ツアーの立ち上げから関わった同社統括マネジャーの長谷川雅さんは「畑での、生産者との会話から、野菜が育つまでのストーリーが見えてくる。野菜そのものを味わってほしいし、自分で収穫した野菜からは感動を受ける。美しいと思う豊丘村を、参加する方にも感じていただきたい」と参加を呼びかける。

 営業時間は9時~18時。

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