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飯田・龍江に1日1組限定のキャンプ場「南信州OUTDOOR LIVING」

キャンプ場で、斉木副会長、佃さん、木下会長

キャンプ場で、斉木副会長、佃さん、木下会長

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 三遠南信自動車道の千代ICから車で6分の場所に11月25日、1日1組限定のキャンプ場「南信州OUTDOOR LIVING」(飯田市龍江)がオープンした。

デッキスペース以外も自由に利用できる

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 同市龍江小学校宮沢分校跡地(800坪)を整備し、35平方メートルのウッドデッキとまき棚を備えた「キャンプサイト」と、インフォメーションとシャワールームなどを設置した水場エリアから成る。入場料は1組3,000円、宿泊1人につき2,000円で、テントやタープ、シラフ、コンロなどの宿泊に必要な道具やe-MTB(電動アシストマウンテンバイク)のレンタルも用意する。同市龍江地区地域づくり委員会が運営する。

 魅力あるこの地域へ人を招きたいと2020(令和2)年から「気球を上げるイベント」「e-MTBへ乗る体験」など、さまざまな催しを開催する同地区。3年目を迎え、イベント開催日以外も日常的に立ち寄れる場所をと、キャンプ場のオープンを計画した。

 中央自動車道が飯田で開通した1970年代は、「天竜舟くだり」「リンゴ狩り」に観光バスで観光客が飯田へ訪れた。同委員会の斎木和秀副会長は「当時は目的を持って観光を楽しんだが、今は行った先で楽しむ。私たちの日常を、外の人には魅力的と感じてもらえる。見方を変えることが大事」と当時を振り返りながら話す。木下博史会長は「この地域の基幹産業である『農業』は究極のアウトドア。農家民泊や6次産業へも長く取り組み、天龍川、竜東の坂、果樹園、棚田と自然あふれる地域。龍江にあるものを掛け合わせ発信し続けたい」と龍江地区の魅力をアピールする。

 キャンプ場計画に中心となって取り組んだ、東京出身で飯田市龍江の地域おこし協力隊の佃賢次さんは「東京のコンクリートの中で暮らしてきた自分が望む『何もしないキャンプ』がここにある。クルミが落ち、キノコが顔を出し、アケビが実る里山を眺め幸福感に包まれる。この場所から、リンゴ狩りや川下りなどで龍江を楽しんでいただければ」と来場を呼びかける。

 チェックインは13時~17時。

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