見る・遊ぶ

自転車ロードレース・TOJ「信州飯田ステージ」、チーム右京の岡篤志選手が優勝

ゴールスプリントを制して両腕を上げて喜ぶJCLチーム右京の岡篤志選手

ゴールスプリントを制して両腕を上げて喜ぶJCLチーム右京の岡篤志選手

  • 16

  •  

 自転車の国際ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン2023(以下TOJ)」信州飯田ステージが5月25日、飯田市で開催された。

表彰式の岡篤志選手

[広告]

 今年は4年ぶりとなる8日間・8ステージでのフル開催となり、海外チームを含む全16チームが参加。第5ステージとなった信州飯田ステージでは、色とりどりのユニホームが新緑の下久堅の山岳コースを駆け抜けた。沿道には市民など1万8000人(主催者発表)の観客が集まり、昨年以上の盛り上がりを見せた。

 昨年から採用されたコースは、下久堅小学校前をスタート&ゴール地点とし、下久堅の周回コースを9周する。松尾総合運動場前だった平坦ストレートのゴールと違い、上りでのゴールとなるためタイム差がつきやすく、ゴール前の熱い展開が予想された。

 レースを制したのは、信州飯田ステージのホームチームでもある元F1レーサー片山右京さんの「JCLチーム右京」の岡篤志選手。序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられる展開の中、3周目には10人の逃げ集団が形成され、5周目には後続のメイン集団に4分44秒の大差を付けた。残り2・3周から脱落者も出始めるサバイバル戦となり、最終周では先頭から岡篤志選手、 ディーン・ハーヴィー選手、 カーター・ベトルス選手の3人が先頭からアタックをかけ、残り5キロを切ったあたりでライアン・カバナ選手、 フェリックス・スティリ選手、 ジェス・イワート選手が先頭に追いつき、先頭は6人に。

 残り1キロ地点を切ったところで最終アタックが始まり、JCLチーム右京の岡篤志選手が自慢のスプリント力で激闘の信州飯田ステージを制した。ゴールの瞬間は両手を上げて天を指さし昨夜亡くなったという祖父に捧げる勝利となった。岡選手は総合でも首位に立ち、次の富士山ステージでは総合リーダーに与えられる「グリーンジャージ」を着用して戦う。岡選手のTOJステージ優勝は2019年の堺ステージに次いで2度目。

 沿道にたくさんののぼり旗が掲げられるなど、今回のレースで注目された飯田市出身でアンダー23カテゴリーの山田拓海選手(EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム)は、ステージ32位で完走。総合順位を32位に押し上げた。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース