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飯田でFMラジオ工作教室 生出演の番組を自作ラジオで聴く体験も

かんたんコースに参加の子どもたち

かんたんコースに参加の子どもたち

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 FMラジオ親子工作教室が5月27日、飯田商工会館(飯田市常盤町)の商店街交流ホールで4年ぶりに開催された。

中級コースに参加の子どもたち

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 同教室は飯田エフエム放送が主催し、総務省の情報通信月間事業として電波利用の啓発を目的とする。2015(平成27)年に第1回を開催し、2019年まで続けたが、コロナ禍で休止していた。今年は参加者を募り、1週間もたたないうちに定員に達したという。

 午前中は、小学校低学年の親子19組22人が「かんたんコース」に挑戦。工作が終わると、飯田エフエムの生放送に出演。目の前のスタジオで話す友達の声を、自分が作ったラジオで聴く体験をした。番組を聴いた児童からは「すごーい。聞こえた」と感動の声があちこちから聞かれた。ラジオに出演した中澤侑希さん(小2)は「ラジオに出て、いろいろな人に聴いてもらえてうれしかった」と話す。

 午後は、高学年の親子27組29人が「中級コース」に挑戦。興亜エレクトロニクス(阿南町西條)から、技術指導員として10人がサポート。当日、初めてはんだごてを使う児童が多く、はんだ付けの練習から始めた。慣れない作業に苦労しながらも全員が2時間弱かけてラジオを完成させた。最初に完成させた金大晟さん(小5)は「プラモデル作りが好きで、はんだの経験もあったので簡単にできた」と話す。湯澤佑花さん(小5)は「はんだが初めてで難しかった」と話し、母の直子さんは「コロナ禍でこのような工作教室がなかったので、娘と一緒に参加できて良かった」と笑顔で話す。

 飯田エフエムの堀竜也局長は「多くの子どもたちに参加してもらい、笑顔が戻り、うれしかった。自分が作ったラジオを大事にして、これからも飯田エフエムを聴いてほしい」と話す。

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