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探究型インスタ「みなみる」 南信州地域振興局の若手広報チームが情報発信

若手職員有志18人が南信州の魅力をインスタグラムから発信。写真提供=南信州地域振興局

若手職員有志18人が南信州の魅力をインスタグラムから発信。写真提供=南信州地域振興局

 南信州地域振興局(飯田市追手町)の若手職員有志による広報チームが、インスタグラム「みなみる|探る南信州。見つける魅力」を5月29日、本格始動した。インスタグラムを活用し、若手職員自らが地域を学びながら南信州の魅力を発信する「探究型広報」に取り組む。

2026年5月29日に開かれた記者会見の様子

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 同チームは20~30代を中心とした18人で構成。発起人は、環境課で働く松川村出身、就職2年目の原昴生さん。昨年の「南信州環境メッセ」の集客を通じ、「情報が届けたい人に届いているのか」と疑問を抱いたことがきっかけとなった。原さんは「南信州で知らないことが多く、管内を巡ってみるようにと言われた。知らないことを弱みにするのではなく、自分で取材して学ぶことを武器にできると思った」と振り返る。

 活動には同期職員も加わる。商工観光課で働く群馬県出身のオゾエメナ・イケンナ大樹さんは原さんに誘われ参加。「自分自身も地域を知るきっかけになると思った」と話す。山形村出身の竹野皓星さんも参加し、6月1日に初めての取材を予定する。「下伊那は焼き肉文化が有名。一つでも多く質問して、その人の思いを深掘りできるようにしたい」と意気込む。

 「みなみる」は、「南信州を見る」と「皆が見る」を掛け合わせた名称。地域で活躍する人や食、スポット、イベントなどを取材し、「食・グルメ」「キーパーソン・人」「スポット」「イベント」など6つのテーマに分けて発信する。従来の行政による一方的な情報提供ではなく、若手職員が「探る側」として地域を訪ね、背景や思いも含めて伝えることを目指す。

 3月には、SNS運用の先進事例として、新潟県長岡地域振興局の「にもプロ」を視察。同27日からプレ運用を始め、5月26日時点で閲覧数は8万2722回、フォロワー数は303人増の1584人となった。現在は週2回を目安に投稿している。

 原さんは、プレ運用で取材した元すし職人の男性の言葉が印象に残っているという。「南信州は何もないと言いながらも、人が温かいと言っていた。そうした人の温かさを伝えられる発信にしたい」と話す。「大学時代、旅行先を調べる時にインスタグラムを使っていた。親子世代にも届くような発信ができれば」とも。

 活動には、勤務時間の20%以内で所属外業務に挑戦できる県の「創造的活動支援制度(20%ルール)」を活用。今後は県庁全体へのアンケートで取材先候補を募るほか、市町村でSNS発信に取り組む担当者らからも意見を聞きながら、持続的な運営体制づくりを進める。原さんは「実際に人から話を聞くことで地域の魅力が見えてくる。『南信州って何かいいよね』と感じてもらえる発信につなげたい」と意気込む。

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