飯田市産の煎茶をPRする販売会が7月17日、飯田市役所C棟1階で開かれる。新茶の試飲に加え、今年は初めて飯田市遠山郷産の煎茶を使ったクッキーの試食を用意し、地元産茶の魅力を紹介する。
「ノエル洋菓子店」、飯田産の煎茶とよこね田んぼの米粉を使ったクッキーを試食用に用意
同販売会は、長野県産茶の認知度向上と生産拡大を目的に開くもの。長野県の茶は南信州・木曽地域の中山間地を中心に約60年前から計画生産が始まったが、高齢化による生産量の減少や放任茶園の増加が課題となっている。県内でも生産地が限られることから、認知向上を図る。
会場では、遠山郷産の煎茶を粉末にし、飯田市の「よこね田んぼ」の米粉の生地に練り込んだクッキーを試食用として400枚用意する。製造は洋菓子店「ノエル洋菓子店」(育良町)が担当。「煎茶」クッキーと、店で炊いた小豆を生地に練り込んだ「煎茶小豆」の2種類を基本に、それぞれ煎茶の配合を増やした濃い味わいのバージョンも用意し、計4種類を提供する。「煎茶」は絞り出しクッキーにドレンチェリーをトッピングした。「煎茶小豆」は店で炊いた小豆を生地に練り込んで焼き上げる。来場者に味の感想をシールで投票してもらう企画も行う。
同店オーナーパティシエの宮澤忠さんは「思いのほか、お茶の色がきれいに出た。飯田のお茶と『よこね田んぼ』の米粉を使い、お茶らしい苦みと渋みを感じられるよう仕上げた。煎茶の配合を増やした濃い味わいも、ぜひ食べ比べてほしい」と来場を呼びかける。
会場では新茶の試飲のほか、煎茶と抹茶の違い、栽培方法や製造工程、色や味への影響などを紹介するパネル展示も行う。
南信州農業農村支援センター阿南支所の深谷俊英専門係長は「飯田市のお茶は蒸す時間が短い浅蒸しで、昔ながらのあっさりした味わいが特徴。標高の高い地域で栽培するため、渋みや苦みが少ない。私自身も普段から飯田産のお茶を飲んでいる。南信地方では道の駅など限られた場所でしか販売していない貴重なお茶なので、この機会にぜひ味わってほしい。飯田市でもお茶が生産されていることや、地元産茶を使った菓子の魅力を知ってもらえれば」と話す。
開催時間は11時~14時。7月23日には飯田合同庁舎でも、飯田産の新茶の試飲と下伊那産の茶の販売、パネル展示を行う。