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南信州図書館ネットワークがバージョンアップ 本の検索と貸し出しを楽に

リニューアルした貸出機械

リニューアルした貸出機械

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 飯田市と周辺町村の5自治体が「南信州図書館ネットワーク」のシステム更新を終え、10月1日、開館した。

今まで同様にカウンターでの貸し出しも

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 同ネットワークは、飯田市の飯田市立中央図書館(飯田市追手町)などと、周辺町村の松川町図書館(松川町元大島)、高森町立図書館(高森町下市田)、豊丘村図書館(豊丘村神稲)、喬木村椋鳩十記念図書館(喬木村阿島)をネットでつなぐ。各館で登録した蔵書を、ネットを通じて全館を横断して検索や予約ができるシステム。

 全館を2週間ほど休館し、利用者の使いやすさを考え、同システムをバージョンアップした。パスワードを登録し、図書館利用カードのバーコードを、自身のスマートフォンで表示する。同カードを忘れた場合も、スマートフォンを使って本を借りることができる。セルフの貸し出し機械も、スマートフォンへ対応できる体制を整えた。

 飯田市図書館のウェブサイトも更新し、郷土新聞などを一覧で公開する。飯田市立中央図書館の司書、関口真紀さんは「貴重資料や新聞などの問い合わせが多く寄せられる。システムへ登録することで、埋もれがちな資料を検索できるようになった」と話す。同サイトで検索する「わたしの本棚」も更新し、「すぐは読まないが、いずれ読みたい」という本を、ジャンルや目的別にストックできる場所を増やした。

 関口さんは「自身の読みたい本や調べたいことを、より探しやすく、管理しやすくなった。多くの方に、いろいろな本に出合っていただければ」と利用を呼びかける。

 南信州図書館ネットワークは24時間利用可能。

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