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喬木「アグリカフェITANE」、信州食育発信3つの星レストランに登録

3つ星レストラン登録メニューの「日替わりランチ」を前に、アグリカフェITANEの田中悦子店長(左)と料理長の樋口正一さん(右)

3つ星レストラン登録メニューの「日替わりランチ」を前に、アグリカフェITANEの田中悦子店長(左)と料理長の樋口正一さん(右)

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 長野県が食育に総合的に取り組む「信州食育発信 3つの星レストラン」として、「アグリカフェITANE」(喬木村)を登録し、7月27日に交付式を行った。

7月27日の日替わりランチ(1,100円)

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 信州食育発信3つの星レストランは、「野菜・食塩の量など健康づくりに配慮したメニューを提供し、健康づくり情報の発信を行う」「長野県産食材の利用、食文化の継承に取り組んでいる」「食べ残しによる生ごみの発生抑制に努めている」の3つの要件を満たす飲食店や宿泊施設が登録対象。同店は、飯田下伊那地域で11店舗目の登録となった。

 交付式では長野県飯田保健福祉事務所健康づくり支援課の林博課長が同店の樋口正一料理長に3つの星登録店プレートを手渡した。

 県によると、健康に配慮したメニューの条件として「主食・主菜・副菜がそろっている」「エネルギーが500~700キロカロリー程度である」「食塩相当量が4グラム未満」「野菜を140グラム以上使う」などがあり、塩分を落として味を維持することや、野菜と主菜のバランスなどが難しく、各店が頭を悩ませながらも工夫を凝らして作っているという。

 登録メニューに選ばれたのは「日替わりランチ」(1,100円)。取材日は、喬木村産のくりん豚を使った料理や地元野菜のコリンキー(カボチャの一種)やビーツなど7種ほどを使ったサラダやミートスパ・白身魚・スープなど。樋口さんは「だしの味で塩味を感じさせるようにしたり、野菜のうまみを生かしたりして味を出した。できるだけ地元産の野菜を仕入れて使うように意識している」と話す。

 野菜は地元農家の森谷博之さんから週2回直接仕入れ、足りない分は地元の直売所などで地元産の野菜を仕入れるという。

 田中悦子店長は「開店当初から変わりなく、地元の事業やイベントに協力したり、地元の野菜・食材を使ったりして、地元の皆さんに愛される店を目指したい」と意気込む。

 日替わりランチは月曜・火曜・木曜・金曜に1日10食限定で提供する。営業時間は10時~18時。

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