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飯田・上郷公民館で音楽祭 地元住民らプロの演奏に歓喜

プロの演奏に聞き入る来場者

プロの演奏に聞き入る来場者

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 「高松の丘音楽会~音楽の花束をあなたへ~」が5月7日、上郷公民館(飯田市上郷飯沼)で開催された。今年で9回目。

飯田高校邦楽班の演奏

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 2015(平成27)年に始まった同イベント。名古屋フィルハーモニー交響楽団(名古屋市)を迎え、飯田市で2009(平成21)年から開いている「オーケストラと友に音楽祭」のプログラムの一つ「コミュニティーコンサート」が2014(平成26)年に上郷地区で開かれたのがきっかけ。「プロの演奏を身近で感じ、当時の感動を家族そろって、地区の子どもたちにもずっと感じ続けてほしい」という願いを込める。

 当日は、飯田高校(上郷黒田)弦楽班や、名フィルのアシスタントコンサートマスター、矢口十誌子さんを中心とした弦楽四重奏「名古屋ヴィルトゥオーゼン」が出演し、モーツァルトのアイネクライネナハトムジークより第1楽章やヨハン・シュトラウスの「春の声」などのクラシックや、ジブリ作品「耳をすませば」より「カントリーロード」、日本の唱歌メドレーなどのなじみのある曲など9曲を披露。演奏ごとに大きな拍手が送られた。

 この他、アンコールで上郷小合唱団が登場し、名古屋ヴィルトゥオーゼンの演奏で「世界に一つだけの花」を歌った。

 同合唱団に小学5年生の姉が所属しているという1年生の原あのんさんは「バイオリンの音が良かった。お姉ちゃんの歌っている姿もかっこよかった」と笑顔を見せた。飯田高校邦楽班3年の佐々木雅也さんは「音量やスピード、全ての楽器の息がピッタリで驚いた。各楽器の音もしっかり聞こえ、曲ごとのかわいらしさや華やかさがすごく伝わった」振り返った。

 上郷公民館の山添貞一館長は「今回の音楽会を皮切りに、公民館を会場に音楽イベントが秋まで続く。さまざまな音楽に触れる機会を設け、地区が盛り上がってくれるとうれしい」と期待を込める。

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