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飯田の夏「いいだ人形劇フェスタ」 4年ぶりに通常開催へ

実行委員長の原田雅弘さんとポスター

実行委員長の原田雅弘さんとポスター

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 8月3日~6日に開催される人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ2023」のポスターや参加証ワッペンのデザインが4月24日、フェスタの概要とともに発表された。

「いいだ人形劇フェスタ」公式キャラクターの「ぽぉ」(右から2番目)

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 同フェスタは例年、日本各地や海外からプロ・アマ問わず参加劇団を募集し、ホールや学校、屋外など、さまざまな場所を会場に上演している。2020年は中止、2021年は縮小開催、昨年は開催1週間前に中止の判断をした。今年は4年ぶりに通常開催を目指し、昨年のテーマ「みんなの笑顔 まっとるに」を再びテーマに据え、飯田市内をはじめ下伊那郡内の約140会場で人形劇公演を行う計画。

 25周年を迎える同フェスタは5周年ごとにアジアフェスティバルを開催してきたが、今年は徐々に元のフェスタの形に戻すため、友好提携を結んでいる「春川(ちゅんちゃん)人形劇フェスティバル」(韓国)と「雲林(うんりん)国際人形劇フェスティバル」(台湾)からの推薦劇団を中心に、韓国・台湾からの招待に限定して海外人形劇公演を行う。

 ポスターとワッペンのデザインは昨年12月~2月に公募し、全国から130点の応募があった。採用したのは、アメリカニューヨーク在住のテキスタイルデザイナー、谷川沙羅(さら)さんの作品。人形劇で使われる人形やコスチュームをイメージして布をあしらった立体感のあるポスターをデザインした。「ポスターを見る人々にも笑顔が届くような喜びあふれるシーンを想像した」という。

 実行委員長の原田雅弘さんは「この3年間、市民や劇団員などから、飯田でのフェスタを待ち望む声を聞いてきた。夏の風物詩として生活の中の大事なイベントとして捉えている方が多く、これからも誇りを持って、歩みを止めることなく飯田に根付くフェスタにしていきたい」と思いを語る。

 参加証ワッペンと有料公演チケットは6月25日に発売予定。

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