飯田市のワイナリー「クロ・ド・テンリュウ」のワインと南信州産食材を使ったフランス料理を組み合わせる「メーカーズディナー」が10月11日、フレンチレストラン「ベルグウィンド」(飯田市大休)で開かれる。
同ワイナリー単独のメーカーズディナーは2回目。渡仏140回を超え、ワインに関する知見と経験を持つ醸造家の岩田智宏さんが参加。スパークリングワインをはじめ、「特選ワイン」5種類と「エクストラワイン」3種類ほどを、アミューズ、冷製・温製オードブル、魚料理、肉料理、デザートなどのコースに合わせて提供する。岩田さんも料理との組み合わせに関わる。
岩田さんは2019(平成31)年から飯田市でブドウ栽培を始め、2022年に「クロ・ド・テンリュウ」を設立。約1ヘクタールの畑でブドウを育て、使用するブドウの約9割を自社栽培する。現在は年間10種類ほどのワインのほか、ブランデーやリキュールも手がける。
今年は雨や暑さの影響で病気が広がり、収穫量は例年の3分の1程度になる見込みという。岩田さんは「飯田は川に近い場所では霧が出やすく、ブドウ栽培の難しさもある」と話す。雨や霧から房を守るブドウ栽培用の器具の開発にも携わり、地域の気候に合った栽培方法を探っている。
今回のディナーは、ベルグウィンドに新たに加わったシェフが岩田さんと以前からの知り合いだったことをきっかけに企画。「造り手がどんな思いでワインを造っているのかを知ってもらう機会にしたい」と岩田さん。「飯田の人にワインや美食の幅広さをもっと知ってもらいたい」とも話す。
自身のワイン造りについては「たくさん飲んでもらうワインではなく、1本を3日間おいしく飲めるような、飲んだ人の心に残るワインを造りたい」と岩田さん。「世の中にはいろいろなおいしさがある。それを知ることで人生も豊かになると思う。そんな味に触れてもらえたら」と呼びかける。
17時受け付け、17時30分開始。定員24人。料金は1人1万8,000円。飯田駅から無料送迎も行う。予約・問い合わせはベルグウィンドまで。