飯田市が12月5日・6日、初めてとなる「防災士養成研修会」を飯田市役所(飯田市大久保町)で開く。現在、受講者を募集している。
各地区の自主防災組織の活動に継続的に関わり、連携できる人材を育成することを目的に、防災士研修センターと共催する同研修。これまで地域で同資格を取得するには松本市や中津川市などで開かれる研修に足を運ぶ必要があったことから、受講者の移動などの負担を減らし、地域の防災力向上につなげようと市内での開催を企画した。
市からの受講者枠は50人程度で、このうち居住地区の自主防災組織などから推薦を受ける「地域推薦枠」を40人、一般枠を10人程度設ける。受講費は6万3,800円。地域推薦枠は市が半額を補助し、自己負担を3万1,900円とする。地域推薦を受けた30歳未満で、飯田市消防団に入団している人や新たに入団する人は全額免除する。
市危機管理課防災係の松村隼人さんは、地域推薦枠について「市内各地区から幅広く参加してもらうことを想定している」と話す。消防団員への全額補助についても、「若い世代に消防団活動と併せて防災の知識を身に付けてもらう狙いがある」とも。
研修は2日間で、最終時限に日本防災士機構による「防災士資格取得試験」を行う。市の補助を受けて資格を取得した人は「飯田市防災士名簿」に登録。各地区の自主防災組織と連携し、防災訓練や防災学習などに継続的に関わる。
松村さんは「地域の防災担当者は役員交代などで替わることもある。防災士には、地域に根付いて継続的に防災に関わる人材になってもらえれば」と期待する。「災害が起きた際の地域の防災力向上につながる研修にしたい。資格取得をきっかけに、末永く地域のために防災を考えてもらえれば」と受講を呼びかける。
研修時間は両日共に9時〜18時30分。応募締め切りは9月18日。