飯田市松川入財産区が4月17日、明星保育園(飯田市鼎切石)で木製ベンチなどの贈呈式を行った。
「これから暑いので木陰で休んだり、お茶を飲む場所になったら」と、山下副園長
同財産区では、幼児期から木製品に親しむ機会を設けるとともに、地域住民の共有財産である山林への関心を高めてもらおうと、同財産区の山林から切り出した木材を使った遊具や備品を構成地区内の施設や保育園へ贈呈している。2019年に松尾東保育園へ贈ったのを皮切りに今回で7回目。
当日は、松川入財産区議会議長や議員、事務局(飯田市林務課)関係者、園長や保育士、園児らが出席。樹木を囲む4分割の扇型ベンチ4基、丸座卓(脚折れ式)2卓、小判型分割テーブル3卓を贈った。製作は「工房 菜や」(阿智村智里)が担い、同財産区産のクリ、ハンノキ、クルミ、スギを使った。
同園では副園長の山下知子さんを中心に、保育士らがグループに分かれて希望を出し合い、11案から優先順位を付けて製作を依頼した。園児126人の年齢差を踏まえた使いやすさや、園庭での利用を想定した設計となっている。
お披露目では木の種類を写真で紹介しながら、ベンチやテーブルを園児に説明。「すべすべ」「いい匂い」などの声が上がり、園庭での披露後は年少から年長の教室へ運び入れた。教室では本を広げたり、ままごとに使ったりする様子や、木の香りを確かめる姿も見られた。
下平薫園長は「大変うれしい。大切に使い、子どもたちが木のぬくもりを感じながら成長していければ」と話す。