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飯田の民家型プラモデル店「ぷらも屋さん」が5周年 製作スペースも併設

店主の筒井秀智さん

店主の筒井秀智さん

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 プラモデル専門店「民家型模型店ぷらも屋さん」(飯田市中村)が5月で5周年を迎えた。

民家型模型店ぷらもやさん

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 店主の筒井秀智(ひでのり)さんは小学生になる前からプラモデル製作が好きで、現在まで40年近く作り続けているという。2010(平成22)年ごろから、プラモデルメーカーからの依頼を受け完成見本を製作するようになった。

 子どもの頃からの「プラモデルが好きだ」という気持ちは変わらず、2019年5月に同店をオープンした。筒井さんは「その年の冬ごろから『思いついて』準備を進めた」と振り返る。「普通ではなく、面白い」と考え、以前の自宅をそのまま店舗へ改装した。

 筒井さんは「趣味としては、思い立ってすぐに作り始め、今日はここまでと気軽に取り組める。どんな構造か、立体物を製作することで得られる知識もあり、楽しみと奥深さがある」とプラモデルの魅力を話す。

 扱う商品は徐々に増え、現在では国内外のプラモデルが、船や車、飛行機、戦車、バイク、キャラクターなど約2000点をそろえる。ニッパーやカッター、やすりなどの工具類は幅広いサイズを並べ、数社以上のメーカーの塗料も取り扱う。

 「エアブラシで塗装したい」などの来店客の声を受け、2021年に来店客用の製作スペース「もけもけ図工室」を店の敷地内に開設した。定期的に製作イベントを開いている。「仕事として製作に取り組んでいるので、作り方など気軽に相談してほしい」と筒井さんは話す。

 「子どもの頃からプラモデル作り楽しんでいる」という県内外からの来店客や、コロナ禍に自宅で取り組めると「子どもの頃から久しぶりに製作した」という来店客の姿もあるという。家族連れの中には子どもの姿もあり、「目をキラキラさせてプラモデルを眺めている。作る楽しさを広げたい」と今秋には子ども向けイベントを企画する。

 筒井さんは「おかげさまで、ここまで続けて来られてありがたい」と感謝の言葉を口にする。

 営業時間は13時~17時。水曜・金曜定休。

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