多摩川精機(飯田市大休)で7月11日、水素グリルを使った「焼き肉イベント」が社内行事の開催に合わせて開かれた。
同社では3年ほど前、水素を使ったアプリケーションの市場を調査する「水素・新エネ アプリケーションチーム」を発足。飯田市でもグリーン水素の利活用に向けた取り組みを進めていることから、地域の特色「焼き肉」で、次世代エネルギーとして期待される水素の魅力や可能性をアピールしようと初めて企画した。
当日は、ガスグリルと石川県内の企業から借りた「水素グリル」を使い、南信州牛のもも肉やウインナーを焼き、社内行事に参加した社員や家族を対象に食べ比べを実施。「味の違い」についての投票も行った。水素グリルは、水素を活用した新調理法として注目されており、素材のうまみを引き出す焼き上がりが期待されるという。
スリランカ出身で入社4年目のエシャーン・マーリンダさんは「水素グリルで焼いた肉の方が、うまみを感じることができた」と話していた。
同イベントに招待された佐藤健市長も試食。「一般的な焼き方に比べるとジューシーだった」と振り返り、「信州大学のグリーン水素の実証実験・研究も本年度から本格化する。実験用パネルも座光寺の『エスバード』に設置される。実験の進捗に合わせ市民の理解も深まれば。グリーン水素研究と水素の活用が並行に進むよう盛り上げていきたい」と意欲を示した。