見る・遊ぶ 学ぶ・知る

飯田動物園「カピバランド」開放 身近にカピバラを眺めて

日中は水浴びの時間が多い

日中は水浴びの時間が多い

  • 13

  •  

 飯田市立動物園(飯田市扇町、TEL0265-22-0416)が7月26日から、カピバラ3頭の飼育部屋「カピバランド」の開放を始めた。

水に潜るカピバラ

[広告]

 同園は昨年12月、山梨県内の動物園からカピバラ(1歳4カ月)の兄弟3頭を迎えた。体が大きく積極的な雄と、飼育員になでられることが好きな雄、単独で行動をすることが多い小柄な雌の3頭。来園者は「カピバランド」の外側の窓から眺めていたが、開放後は入室し、カピバラをより近くで見ることができるようになった。同園では「カピバラのふれあい動物」へのデビューへ向け、来園者との距離を段階的に縮めている。

 南米の湿地帯に生息し、泳ぎと潜水が得意なカピバラ。げっ歯目に分類され、ネズミの中では最も体が大きくなり、体重は60キロにまで成長する。性格は穏やかで人懐っこいとされる。

 同園飼育員の齋藤真弥さんは「カピバラは、暖かくした部屋で飯田の冬を超えた。夏の日中は水浴びをしていることが多く、水に浸かってゴロゴロする姿が特にかわいい。兄弟でじゃれ合って遊ぶ姿もあり、カピバランドの庭で走り出す時もある」と笑顔で話す。

 「お客さんを気にかけてうかがっている様子のカピバラだが、温厚な性格なので徐々に距離が縮まってほしい。カピバランドに入ってより間近でカピバラを観察し、体の特徴や魅力に触れてほしい」と来園を呼び掛ける。

開園時間は9時~16時30分。月曜・祝日の翌日休園(月曜が祝日の場合は翌日休園)。入園無料。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース