飯田の観光農園「梅花園」(飯田市中村)で7月18日、今季の桃狩りが始まった。春先の気温が高く、その後も猛暑が続いた影響で、例年より約1週間早いスタートとなった。
同園は戦中・戦後に熊谷拓郎さんの曽祖父が果樹を植えたことが始まり。養蚕から果樹栽培への転換を進めた祖父・寛二さんの代を経て、現在は父で運営統括責任者の熊谷篤さんら家族で営む。園内では桃のほか、リンゴやナシ、ブドウ、市田柿などを栽培している。
熊谷篤さん夫婦、拓郎さんと苑乃さん夫婦ら家族を中心として農園を営み、気温が上がる前の早朝5時から11時ごろまで桃を収穫し、暑さが和らぐ夕方以降に再び収穫。その間はリンゴやブドウなど他の果樹の手入れを行うなど、暑さを避けながら作業を進めている。
桃は「日川白鳳」「たまき」「あかつき」「なつっこ」など約10品種を栽培し、約1週間ごとに収穫する品種が切り替わる。桃狩りでは主に「白鳳」「あかつき」「なつっこ」などを楽しめる。
桃狩りは30分ごとの予約制で、「桃まるごと体験コース」(3,000円)は土産用の桃2個のもぎ取り、冷やした桃1個の試食、桃シャーベット・桃スムージー・リンゴジュースのいずれか1点が付く。「あじわいコース」(1,500円)は冷やした桃1個とドリンクまたはシャーベットが付く。
人気の桃スムージーは、収穫した桃を丸ごと1個(約200~300グラム)に氷を加えて作る。桃本来の甘みや香りを生かした一杯に仕上げる。苑乃さんは「収穫したばかりの桃を使っているので、フレッシュな味わいを楽しんでほしい」と紹介する。
拓郎さんは「今年の桃は甘みが強く、果汁も豊富でジューシー。品種ごとに味わいが異なるので、シーズン中に2、3回来園する方もいる」と話す。桃狩り終了後も、桃スムージーの販売は8月中旬ごろまで続ける予定。
今年は猛暑によるスタッフの体力面に配慮し、コース内容と受付時間を一部変更した。受付時間は、「桃まるごと体験コース」=平日・土曜・日曜・祝日の9時~11時30分、「あじわいコース」=平日9時~14時、土曜・日曜・祝日9時~15時。売店の営業時間は、平日=15時まで、土曜・日曜・祝日=16時まで。
桃狩りは7月31日までを予定するが、天候や桃の生育状況によって期間が変更とになる場合がある。