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平谷村に「ペアツリーカフェ」 移住した夫婦が開業、二人三脚で牧場も経営

カフェと牧場を経営する林直秀さん・茜さん夫妻

カフェと牧場を経営する林直秀さん・茜さん夫妻

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 「ペアツリーファームカフェ」(平谷村)がオープンして、8月26日で1カ月がたつ。

カフェをPRする林夫妻

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 横浜出身の林直秀さん・茜さん夫妻が経営する同店。2人は2015(平成27)年から2020年9月まで岩手の牧場で働き、結婚を機に独立。移住フェアなどに出向き、牧場とカフェ運営の場所を探していたところ平谷村内の土地を紹介され、2020年10月に移住。約8.5ヘクタールの山を開拓し、牧場「ペアツリーファーム」を開業。「山地(やまち)酪農」と呼ばれる、山に牛を放牧して飼育する方法で、現在6頭の乳牛(ジャージー種)を育てる。

 牧場とカフェの名前は、移住前から何百と候補を出した中で、最終的に名字の「林」が2つの「木」で構成されていることから「ペアツリー」に落ち着き、農場・農園を意味する「ファーム」を組み合わせて決めたという。

 看板メニューは、ミルクをふんだんに使った「放牧ソフトクリーム」(500円)と「カフェラテ」(650円)で、ソフトクリームには乳化剤や安定剤、卵は一切加えておらず、マシンはイタリアのカルピジャーニ社製のものを使用。「放牧ならではの、ほのかな草の香りが感じられるクリーミーで滑らかな味わいが特徴」だという。

 直秀さんは「平谷村やカフェに立ち寄って、田舎暮らしや山地酪農の良さを知ってもらうきっかけにしてほしい」と話す。

 カフェの場所は国道153号沿いで、道の駅信州平谷とひまわりの湯の向かい側。元JAの店舗を改修。自社牧場で飼育した牛の放牧ミルクを乳製品に加工する製造室を併設している。

 営業時間は10時~17時。火曜・水曜・木曜定休。

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