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ガラス作家・目黒芳枝さん、アートハウスで個展 深海生物をモチーフに

「リーフィーシードラゴン」や「タツノオトシゴ」などの「三脚Capsule(カプセル)」(1ケ=19,800円)

「リーフィーシードラゴン」や「タツノオトシゴ」などの「三脚Capsule(カプセル)」(1ケ=19,800円)

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 ガラス作家、目黒芳枝さんの個展「Yosie Meguro Glass Exhibition 深海ラボ」が8月23日、アートハウス(飯田市上郷)で始まる。

タツノオトシゴをガラスで製作

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 石川出身の目黒さんは、能登島ガラス工房(七尾市)で吹きガラスコース受講し、理化学ガラス製造会社で勤めた経験を持つ。2003(平成15)年にドイツへ渡り、「国立ガラス専門学校(GlasfachschuleZWIESEL)」でガラスの加工技術とデザインについて学び、国内外での作品展へ参加したり、個展を開いたりして、ガラス作品の製作活動を続けている。

 2007(平成19)年に縁あって飯田で製作を始め、同市千代に工房「アトリエ芳Glass+α」を開設。2011(平成23)年から長野の各地で個展やグループ展を重ね、今回の会場でもあるアートハウスでの個展も開いた。

 2013(平成25)年に東京都板橋区へ工房を移したが、「飯田が大好き」という目黒さんは、千代の拠点はそのままに同会場での個展をほぼ毎年夏に重ねている。今回の展示では、アンコウやイカ、タツノオトシゴなどの海の生物をモチーフに、サンキャッチャーやカプセルなどのオーナメント、アクセサリーなどの他に、ライトや耐熱コップ(3,300円~4,800円)など数十点を展示・販売する。

 目黒さんは「ガラスに色を加えることで光の反射が豊かになり、かわいらしさと華やかさを引き出した」と今回の作品を紹介する。海の生物について「製作を始めると手を止められないので、スケッチを何枚も描き上げてから進める。ガラスのカプセルの中に海の生物を収めるので、ポジションに特に気を使う」と製作過程を紹介する。

 会期中は在廊するという目黒さんは「大好きな飯田での作品展が楽しみ。作品のことなど声をかけてもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。水曜・木曜定休。

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