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飯田OIDE長姫高・原動機部が12連覇 自作の電気自動車で表彰台独占

トロフィーを手にする原動機部のドライバー(左から、熊谷さん、原さん、小池さん、篠田さん)

トロフィーを手にする原動機部のドライバー(左から、熊谷さん、原さん、小池さん、篠田さん)

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 飯田OIDE長姫高校(飯田市鼎名古熊)の原動機部が7月28日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)開催された「2024 Ene-1 SUZUKA Challenge」の全国大会で電気自動車の高校生部門でトップに輝き、12連覇を達成した。電動二輪車は高校生部門2位だった。

鈴鹿サーキットで記念撮影

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 電気自動車の部は、充電式単三乾電池40本を動力源とする車両で、鈴鹿サーキット国際コース(1周約5.8キロ)のタイムアタックを3回行い、合計タイムを競う。電動二輪車の部も今年から昨年までの耐久レースから電気自動車の部と同じルールに統一された。

 電気自動車の高校生部門のレースでは、「WISDOM α」のドライバー原煌弥さん(3年)がトップ、小池永真さん(2年)が2位、篠田息吹さん(3年)が3位でゴールし、表彰台を独占した。原さんは総合でも3位に入った。

 当日は風が強く車体コントロールが難しかったという原さんは「部員24人の思いをドライバー4人が背負って出場するためプレッシャーもあった。その中で連覇することの難しさや優勝した時の喜びを味わえた」、小池さんは「今回は使用するモーターを一新して大会に臨んだ。後輩に良いデータが残すことができて良かった」、篠田さんは「初めてのレースで緊張した。チームの仲間が協力してくれて完走することができて安心した」と、それぞれ振り返る。

 電動二輪車の高校生部門で2位に入った熊谷颯太さん(3年)は「昨年の耐久レースからタイムアタックにルール変更されたが、しっかり対応することができ、完走できたのは良かった」と振り返る。

 同部顧問の中村秀一教諭は「前日、コースを試走し4台中3台のモーターやギアを変更して本番に臨んだ。地元の企業の協力もあって活動できている。3年生は引退となるが、学んだことを今後もしっかり生かしてほしい」とエールを送る。

 同校の原動機部は9月15日、「2024 Ene-1 MOTEGI GP」に出場する。

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