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松川町に一棟貸し宿「マルカメ古民家」 果樹園に宿泊

一棟貸し宿「りんご畑の宿 マルカメ古民家」を紹介する「マルカメ果樹園」4代目、北沢毅さん

一棟貸し宿「りんご畑の宿 マルカメ古民家」を紹介する「マルカメ果樹園」4代目、北沢毅さん

 中央自動車道松川ICから車で約3分の場所にある一棟貸し宿「りんご畑の宿 マルカメ古民家」(松川町大島)がオープンして、7月1日で3カ月がたつ。

目の前に果樹園が広がる土間キッチン

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 経営するのは、リンゴ栽培・直売やシードル製造を手がける「マルカメ果樹園」と「マルカメ醸造所」。4代目の北沢毅さんは、曽祖父・信夫さんが暮らしていた築60~70年の古民家を「有効活用したい」と考え、「松川町には宿泊施設がもっとあればいい」と感じていたことから宿作りを決意。知人である駒ヶ根市内のカフェオーナーから助言を受け、2025年2月から約半年かけて家族や友人らと改装を進めた。

 改装では、天井を取り払って隠れていた梁(はり)を見せるようにしたほか、土壁を取り除き、床の間や押し入れなど古民家本来の造りを生かした。しっくい塗りなどの作業も家族や友人らと協力して行った。プレオープンでは友人らに宿泊してもらい、北沢さんは「『昔の暮らしが垣間見られる』『果樹園まで1秒。都会暮らしではありえない』などの感想をもらった。そうした意見を取り入れながら改善を重ね、宿として営業を始めた」と振り返る。

 宿は1日1組限定で、最大6人まで宿泊できる。客室は2部屋を備え、土間キッチンやシャワー、トイレを完備。玄関を開けると目の前に果樹園が広がり、南アルプスを望むことができる。北沢さんは「時計やタブレットなどはあえて置かず、時間に追われる日常を離れ、この土地の景色や果樹園で流れる時間そのものを楽しんでほしい」と話す。

 北沢さんは現在、両親、祖母、妻、弟と共に果樹園とマルカメ醸造所を経営する。飯田下伊那地域では5月から11月にかけてサクランボを皮切りに、モモやブドウ、ナシ、リンゴなど季節ごとの果物の収穫が続くことから、地域ならではの旬の味覚も楽しめる。マルカメ醸造所では自家栽培のリンゴを使ったシードル造りにも取り組む。

 北沢さんは「宿だけでなく、松川町や飯田下伊那地域の飲食店や温泉も巡り、この地域全体を楽しんでほしい。季節の果物やシードル、果樹園の景色など、この土地ならではの環境そのものを体験してもらえたら」と話す。「旅行だけでなく、子どもの帰省や家族の集まりなど、さまざまな用途で利用してほしい」とも。

 チェックインは15時~19時、チェックアウトは10時。

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