ピアニスト・岩崎洵奈(いわさきじゅんな)さんのピアノリサイタルが5月17日、上郷公民館(飯田市上郷飯沼)で開かれた。今年で8回目。地区内外から約140人が来場した。
同館では音楽パッケージ事業として年4回の音楽イベントを企画。同コンサートもその一環で、2019年から開いている。当日は曲の説明を交えながら、ショパンの「エチュード第5番Op10-5『黒鍵』」「エチュード第23番Op25-11『木枯らし』」「エチュード第12番Op10-12『革命』」やクラシックメドレーなど演奏した。
「木枯らし」の演奏前には楽譜の一部をプロジェクターでスクリーンに映し、岩崎さんが「一枚の楽譜だけでも音符がしっかり詰まっている。4分弱の曲の中に音符が『3152個』出てくる」と紹介すると会場がどよめいた。
岩崎さんは「来場者と一緒にコンサートを作っていきたい」という思いがあり、当日のプログラムでは、ピアノ演奏歴がない人と「連弾」を行ったり、曲名が書かれたくじを観客3人に引いてもらい、その曲を岩崎さんが演奏する企画も盛り込んだ。
連弾で岩崎さんと共演した上郷在住の細田道夫さんは「しっかりリードしてもらい弾くことができた。これまでタイミングが合わず足を運べなかった。今年は来ることができて思い出になった」、鼎から家族4人で来場した姉の上倉穂乃果(小2)さんと妹の瑞葉ちゃん(年中)は「音がきれいだった。サインももらえてうれしい」と、それぞれ話していた。
公民館建て替えの際、グランドピアノ選定に携わったという岩崎さんは「コンサートが始まる前から実行委員との付き合いがある。上郷でコンサートを開くことで来年へのモチベーションにもつながる。第二の故郷のような感じで、年1回だが戻ってくるとホッとする」と話す。